キャプテンヴェノネイジィ

ライアン・ノース (著), スティーブ・ディッコ (著, イラスト), ウィル・マレー (著), エリカ・ヘンダーソン (イラスト)
絶対無敵スクイレルガール:けものがフレンド




あらすじ引用（引用元：上記リンクのアマゾンページより）

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サノスぅ? Dr.ドゥームぅ? マンダリぃン? まとめて相手してやんよ!


リスのように走り、リスのように登り、リスのように齧る!
実は1991年にデビューした、それなりに歴史のあるヒロイン。マイナーキャラながら、Dr.ドゥーム、サノスなどの強敵を倒していった結果、いつしかマーベル最強ヒロインと呼ばれるように。同時に人気も伸ばして、ついにオンゴーイング・シリーズがスタート!
アイズナー賞を受賞し、ドラマへの登場も決まって絶好調りす!

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■感想


（画像は引用です。引用元：ライアン・ノース (著), スティーブ・ディッコ (著, イラスト)他
絶対無敵スクイレルガール:けものがフレンドより）

わ～～！　可愛い～～！　わくわく……
ページをめくると……


（画像は引用です。引用元：ライアン・ノース (著), スティーブ・ディッコ (著, イラスト)他
絶対無敵スクイレルガール:けものがフレンドより）

！？！？！？？！？！？

というわけで、表紙詐欺でおなじみ、スクレイルガール！

カバーと中身を違う人が手がけることの多いアメコミでは「絵柄が違う」というのは日常茶飯事で、なおかつスクレイルガールにいたってはコメディ作品なので、アメコミ慣れた人にはたいした驚きではないかもしれないですが、何も知らないで表紙買いしたらこれは……驚くに違いない笑

なんかでも見慣れてくるとむしろこれじゃないと！　みたいな感。
すごい中毒性……。
なんかもう顔見てるだけでジワ……ｗ


（画像は引用です。引用元：ライアン・ノース (著), スティーブ・ディッコ (著, イラスト)他
絶対無敵スクイレルガール:けものがフレンドより）

おもしろいのは絵柄だけじゃないのよ、セリフ回しも超秀逸！
「ハジけたるでぇ！」


（画像は引用です。引用元：ライアン・ノース (著), スティーブ・ディッコ (著, イラスト)他
絶対無敵スクイレルガール:けものがフレンドより）

内容は全力でギャグです！　何も怖くない！　超娯楽作品！
完全にノリと勢いで突っ走る。

ハルクディスりまくりのお便りコーナー！
ギャラクタス（主食が惑星の宇宙的超強キャラ）と友達になって一緒にスマホで自撮り！
毎ページ、ネタたっぷりの欄外の一言コメントも面白い～！

巻末にはスクレイルガールの初登場エピソードが収録。
アイアンマンに「すごいな……」と感心されたりドゥーム様を追い払ったり、初登場からハイテンションでやりたい放題！

他作品ネタも少しありますが、せいぜいキャラクター名が出てくる程度なので、知らなくても全然読めると思います！
コメディ作品のアメコミをお探しの方にとてもおすすめです。

■個人的見どころ

なんと形容したらいいかわからないアイアンリススーツ。
かわいい……のか、シュール……なのか、不気味……きもかわ？？


（画像は引用です。引用元：ライアン・ノース (著), スティーブ・ディッコ (著, イラスト)他
絶対無敵スクイレルガール:けものがフレンドより）

ジェイソン・ラトゥーア (著), ロビー・ロドリゲス (イラスト)

スパイダーグウェン:グレイター・パワー



あらすじ引用（引用元：上記リンクのアマゾンページより）

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グウェン・ステイシーは死んだはずのリザードの復活を探るべく、ウェブに帰還する。グウェンの世界でもオズボーンとの対決が始まる一方で、彼女はシールドの最重要手配リストに自分が載っていることを知る。 共にリザードの死を確認した恋人ピーターとの関係にもある疑念が浮かんできてしまうが…? さらなる広がりを見せる第2巻!

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■感想

パワーがあっても、グウェンは女の子だもん！

今巻も細かい設定はモリモリ飛ばしてすすみます。
原書では設定書が巻末についているらしいですね！　面白い手法だ。
物語中には描かないところが、想像力をかきたてられる。もともとスパイダーバースからの派生でこの作品自体が二次創作のような雰囲気だし、バックナンバーが手に入らない部分は自分でwikiなどで調べて設定を理解するというアメコミの文化にも合ってる気がする。

今回は新たにハリーにも正体を知られてしまうグウェン。まじでバレすぎぃ！ｗ

バレちゃいけない人にもバレちゃってますが、パパには正体がバレててよかったなと思う。
「お前があの娘をスパイダーウーマンにした」とマードックに脅されるパパですが、そのパパがグウェンを責任ある優しい子に育ててくれたおかげで、リザードとなったハリーが暴走したときも、グウェンは彼を救うという決断ができたんだと思います。

娘のやることを後押しして、娘を守ってくれるパパとの絆が良かった一冊でした。

ジェイソン・ラトゥーア (著), ロビー・ロドリゲス (イラスト)

スパイダーグウェン




あらすじ引用（引用元：上記リンクのアマゾンページより）

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舞台は別の時間軸の世界。放射能を浴びたクモに噛まれ、ヒーローになった女子高生グウェン・ステイシー。
学校生活やバンド活動、家族、友情、そして皆を守るための戦い。波乱に満ちたグウェンの冒険が始まる!

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■感想

スパイダーバースから生まれたスーパーヒロイン、スパイダーグウェン！

ビビッドなカラーのアートが雰囲気ピッタリでエモい。
キャラクターの設定も、バンドやってる女子高生が主人公でしかもスーパーヒロインで、コスチュームもオシャレでとにかく全力でオシャレ。これは若者ウケする！

蜘蛛に噛まれて、親友が死んで……というオリジンが冒頭でサッと語られたあといきなり本筋に入ってそのあとも細かい設定などは飛ばしてトントンすすめていくハイスピードな感じ。

シナリオは結構シリアスで重い……。
けど、いきなりいろんな人に素顔みられたり正体バレたりして、そのなかで味方になってくれそうな人もいるし、バンドメンバーに必要とされているし、幸せをつかめる道はある……と思うので頑張って、グウェン！

ジェリー・ダガン (著), ブライアン・ポゼーン (著), スコット・コブリッシュ他 (イラスト),

デッドプール Vol.8:オール・グッド・シングス


あらすじ引用（引用元：上記リンクのアマゾンページより）

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ついに最終巻となる本作。フィナーレにふさわしく、我らの愛すべき“俺ちゃん"が死ぬのだ! 中東でのオメガレッドとの死闘や、シクラーに関係した古代墓所の探索、襲いかかるアルティメイタムなどを描いたストーリーを収録。さらに過去を描いた特別篇では、クロスオーバー・イベント「インフィニティ・ガントレット」における知られざる逸話を初公開。また、ゲスト脚本家が手がけたボーナスストーリーでは、デッドプールの親友や仲間たちにスポットを当てる。

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■感想

期待を裏切らない最終巻！

過去を思い出したり実は娘がいることが発覚したり性格が反転したりして自分を見失って迷走しているデッドプールの様子からはじまる最終巻。

人助けをしてみたり、敵になさけをかけてみたり、いろいろとやってみたあと、ついに自分の進む道を決めたデッドプール。
家族や友人のために戦場で大暴れし、敵を皆殺しにしてから自分も死んだことにしてしまい、「デッドプール」ではなく「ウェイド」として生きようと決め……た瞬間に、インカージョンで次元が滅んで終わりーーー！！！！！ｗｗｗｗｗｗｗｗ

※インカージョン：別次元との衝突により、世界が崩壊する。
関連：インフィニティ I～シークレット・ウォーズ

このｗｗｗｗめちゃくちゃぶんなげたエンディング最高！
B級映画の味がする！　これぞデッドプールｗ

全巻通してすごく面白いシリーズでした！

■個人的見どころ

巻末の短編集ではホークアイ:リトル・ヒッツのパロディなどもあり、最後の最後まで細かいネタでも楽しませてくれました。
このアイコンの表示、見覚えありますよね。



（画像は引用です。引用元：ジェリー・ダガン (著), ブライアン・ポゼーン (著)他
デッドプール Vol.8:オール・グッド・シングスより）

ジェリー・ダガン (著), ブライアン・ポゼーン (著), マイク・ホーソーン (イラスト), スコット・コブリッシュ (イラスト)

デッドプールVol.7:アクシス



あらすじ引用（引用元：上記リンクのアマゾンページより）

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〈反転〉がテーマのクロスオーバー・イベント「アクシス」の前日譚となる本書では、「アクシス」事件によって<反転>したデッドプールが暴力と縁を切る決断を下す! 銃を捨て、刀を捨て、手榴弾を捨て……デッドプールが“禅"に目覚めたのだ! 彼は<反転>した本物のX-MENの襲撃から、北朝鮮版の偽X-MENを守りきることができるのか? その答えは……。「ウェディング・オブ・デッドプール」に続く人気作、日本上陸!

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■感想

デッドプールは悪か？　善か？

一部のヒーロー＆ヴィランの性格が反転してしまう、というアベンジャーズ&X-MEN:アクシスイベントのタイインです。
デッドプールはこのイベントで”ゼンプール”なる平和主義者にかわります。

この反転によりデップーは鶏肉すら刻めないキャラクターに。
（でも悪人を殴ったりはしているｗ）
武器や暴力を捨て去りはしても、シリーズを通して読んだ身からすると、友人を助けたりなどの行動は地続きに見えて、性格はあまり変わっていないように見えます……が、デッドプール本人は「俺の本性は悪なんだろうか？」と考える。

どうなんだろうか？
もともと悪でも善でもなかった……のでは……？

最終的にまた元に戻ったデッドプール。
「友人達のために戦ったことに幸福を覚え、元に戻ったことに不安を覚えるけど、そっちのほうが楽だと感じる」というようなことを考える。
「幸福の意味はわからないまま」となんだか切ない終わり方でした。

幸福の意味なんて僕もわからねえ……毎日楽しかったらそれで良いんじゃないですかね……。
良いことをして幸せだったなら、きっとデップーの本性は善なのでは。でも善に生きるのは難しい。だからこそヒーローはすごいんだと思います。
難しいことをやりとげるのはつらい経験も多いし、そこから逃げるのは有り。デップーのような人のほうがむしろ普通なのかも。