アベンジャーズ/クロスオーバー

インフィニティ II

ジョナサン・ヒックマン (著), マイク・デオダード (イラスト), ジェローム・オペナ (イラスト), ダスティン・ウィーバー (イラスト), レイニル・フランシス・ユー (イラスト),

インフィニティ II

あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

ブラックオーダー対イルミナティ!

サノス率いるブラックオーダーの地球侵攻を迎え撃つイルミナティ。
一方、宇宙に出たアベンジャーズは、ついにビルダーズの大艦隊と対峙する!
地上に銀河に風雲急を告げる第2巻!

***

■感想

前フリが長いけど、はじまったらめっちゃ面白い！　それがインフィニティ！

やっと本題に入ったなって感じがするインフィニティ２巻。
僕はこの２巻が、全３冊のなかで一番好きです。

地球へと襲い来るサノスの軍勢。各地で抵抗するイルミナティメンバー。
宇宙では、侵略軌道上にある星々の人達が、種族を問わずに集まって侵略者達と戦う。（アベンジャーズも連合軍入り！）

という２つの物語が同時に展開されます。

謎だったサノスの目的も判明し、また、「科学力などに乏しい弱者」だと思われていた地球のヒーロー達がだんだん認められていく様子も爽快。
キャップの戦術で敵を打ち負かしていくのめちゃくちゃかっこいい！
宇宙でも通用する知恵よ！

と、広げた風呂敷の一部を畳みつつ、覚醒するサノスの息子や、激化するティチャラとネイモアの不和などまだまだ先の読めない展開でひっぱっていく。
この巻は細かい設定はわからなくても爽快感があって面白いと言わざるを得ない！

ひとつだけツッコミたいのは、
「宇宙と地球、二つの舞台で一気に疾走をはじめた「インフィニティ」。それぞれのストーリーの終着点。そして二つのストーリーはどこで一つになるのか、その答えは、全て「インフィニティⅢ」で明らかになる！」
って、二巻の解説で書いちゃうのどうなのｗｗｗ
僕は最初に解説を読むタイプなので、「ん～～！！！！　今から読む巻じゃなくて次の巻の話をされても！」って思ってしまいましたｗ
次巻予告を、最初にされちゃったよ！

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インフィニティ I

ジョナサン・ヒックマン (著), マイク・デオダート (イラスト), ステファノ・カセッリ (イラスト), ジム・チャン (イラスト)

インフィニティ I

あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

アベンジャーズ VS. サノス、開戦!!

生命の創造を司る超宇宙的存在との戦いのため、深宇宙へ向かうソー、ハルクらアベンジャーズの主力部隊。
しかし彼らの不在を狙い、サノスは配下のブラックオーダーを従え、地球への侵攻を開始した。
それを迎え撃つアイアンマン、ブラックパンサー、ドクター・ストレンジらだったが、

圧倒的なサノス軍の力の前に劣勢を余儀なくされる……。
銀河と地球、この二つの危機をアベンジャーズは乗り切れるのか？
いま、銀河を超えた戦いが幕を明ける！

***

■感想

やっと本題に入るぜ！……と思った？　残念！　まだプロローグ！

アベンジャーズ:アベンジャーズ・ワールド、ニューアベンジャーズ:エブリシング・ダイ、アベンジャーズ:ラスト・ホワイト・イベントという長いプロローグを経て、やっとインフィニティ……だけどまだこの１巻はプロローグ！！！！！！！！（どん！！！）

何が起こったかっていうと
「なんか地球を狙って来てる敵がいる！　宇宙で食い止めないとヤバイ！　アベンジャーズ・アセンブル！　宇宙へ出動だ！」ってほとんどのメンバーが出払ったところに
「ヨッシャ、地球行ったろ！」ってサノスが来る！（地球に残ってるのはインカージョンに対応するイルミナティだけ。ヤバイ！！！！）

という話です。

「地球を狙って来てるヤツらは一体何！？　なんで！？」とか、「サノスが何かを探して地球に来るけど何を探してるの！？」とか、「そんな状況なのにティチャラとネイモアさん仲悪すぎ！」とか、「ブラックボルトなんかピンチくない？」とか……３冊もかけてプロローグをやったあげくに、まだ展開を広げていく！

という豪胆なシナリオ。
半分も理解できてないような気がするのですが、それでも最後のページでサノスがドン！　と出て、ニヤっと笑ってるの見ると「次の巻はよ読まな！」て思ってしまうからサノスすごい。サノス強い。

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アベンジャーズ:ラスト・ホワイト・イベント

ジョナサン・ヒックマン (著), ダスティン・ウィーバー (イラスト), マイク・デオダート (イラスト),

アベンジャーズ:ラスト・ホワイト・イベント

あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

シリーズ第2弾! 白い閃光が世界を塗り替える!

宇宙の〈建設者〉ビルダーズとの邂逅によって目覚めたナイトマスクとは何者か?
その彼が口にした「システムの崩壊」「白い事象」の真相とは?
かつて数多の宇宙に変革をもたらした「ホワイト・イベント」が今、この世界を照らそうとしている!
クロスオーバー大作『インフィニティ』へと続く、ジョナサン・ヒックマンのアベンジャーズ・シリーズ!

***

■感想

前フリがなっげえええ！

アベンジャーズ:アベンジャーズ・ワールド、ニューアベンジャーズ:エブリシング・ダイのさらに続き。
最近は「一冊だけ読んでも面白い」みたいな、まとまったものが多いなかで、このシリーズは正直、続けて読まないと面白くない……気がする。

これもインフィニティとシークレットウォーズへのプロローグみたいなもので、今回は

・スターブランドの誕生
・エクス・ニヒロが地球に落とした物の詳細

の話。

そもそもインフィニティとシークレットウォーズがSF的な感じの話なので、結構わかりにくい設定が多く、その設定をものすごく丁寧に何冊もかけて少しずつ説明しようとしてくれてるんだな～っと思います。
それでもまだわからないところも多いのですが、これ全部きちんと説明しようとしたら多分あと１０冊くらい必要な気がする。壮大だぜ……！

いくつかの小エピソードが連なっていますが、最後に収録されていた、進化の子供の話がほっこりと心温まって良かったです。
「”守るべきもの”があるのは、弱さになるか、強さになるか」
どちらになるかは、人それぞれなんだろうなと思いました。

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ニューアベンジャーズ:エブリシング・ダイ

ジョナサン・ヒックマン (著), スティーブ・エプティング (イラスト)

ニューアベンジャーズ:エブリシング・ダイ

あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

激突する宇宙! 「インカージョン」とは何なのか!?

ワカンダで起きた異変を受け、秘密結社イルミナティが再び召集された。

ブラックパンサー、ネイモア、Mr.ファンタスティック、
Dr.ストレンジ、アイアンマン、ブラックボルト、そして、キャプテン・アメリカ。

人知れず、地球の危機に対処してきた彼らだったが、
地球に迫る新たな危機は、イルミナティすらも予想だにできない規模の大異変だった。

「インカージョン」なる危機の真の姿とは何なのか?

クロスオーバー大作『インフィニティ』へと続く超宇宙的抒情詩が幕を開ける!

***

■感想

アベンジャーズ:アベンジャーズ・ワールドに続き、インフィニティ～シークレットウォーズへのプロローグ的な話ですが、今回は内容がわかりやすくて面白かった！

インカージョンという多元宇宙のぶつかり合いをどうにかしようと、イルミナティが集合。
メンバー変更で推しが二人加入したので個人的にもおいしい。

自分の世界と、他者の世界を天秤にかけ、自分の世界を守るために他者の世界を壊す。
というのは理にかなっているというか、当たり前に行き着く正当な結論に思うのですが、その状況にあっても「どちらとも救う道を探したい」と主張するキャップは本当に……ロマンチストだな。
現実主義者達のなかでキャップの主張はめっちゃ異質に見える。良き対比。（速攻記憶消されて追い出されるけど笑）

相変わらずネイモアさんがネイモアさんで安心した笑
科学者チームがせっせとインカージョン回避のための機械を作っているあいだ何をしていたのかよくわからんネイモアさん。
いざ危機に直面すると「貴様達……有効な策は無いのか？」ってｗ
準備全部他人任せのくせに偉そう！！！　さすが！　それでこそネイモアさん！ｗ

あとドゥーム様が最高にかっこよくてかっこいい！！
多元宇宙からの侵略者も余裕で滅ぼせるドゥーム様つよい！　カッコイイofカッコイイ！

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アベンジャーズ:アベンジャーズ・ワールド

ジョナサン・ヒックマン (著), ジェローム・オプーナ (イラスト), アダム・キューバート (イラスト)

アベンジャーズ:アベンジャーズ・ワールド

あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

ジョナサン・ヒックマンが贈る、
生命創造にまで遡る一大抒情詩!

宇宙より地球に謎の飛来物が複数落下した。
発射地点が火星である事を掴んだアベンジャーズは、
直ちに精鋭チームを派遣する。

それが想像を絶する大異変の幕開けとも知らずに……。

ジョナサン・ヒックマンが贈る、
生命創造にまで遡る一大抒情詩、ここに開幕!

最新・最強のアベンジャーズがここにある!

***

■感想

アイコンがかっこいい。

インフィニティ～シークレットウォーズのためのプロローグな話です！！　という感じがモリモリで正直これだけ読んでも面白くは無いです。特に初回は。
一度ではよくわからないポエム系プロローグというか……。パルスがファルシでルシでコクーンみたいなわからなさ。

・ビルダーズという宇宙的な集団が存在する
・キャップとトニーが新体制のアベンジャーズを考案
・新しい「ハイペリオン」「キャプテンユニバース」などのお披露目

の３つの新情報が意味ありげな感じで出された感。
（理解してから読むと格段に面白さが上がるのですけど）

なんか分からんでもとりあえず新アベンジャーズのアイコンはめちゃくちゃオシャン！　スタイリッシュ！
タブレットパソコンとかにこういうアイコンを使いたい。

（画像は引用です。引用元：ジョナサン・ヒックマン (著), ジェローム・オプーナ (イラスト), アダム・キューバート (イラスト)アベンジャーズ:アベンジャーズ・ワールドより）

各アイコンがそれぞれのキャラクターを表していて、仲間がふえたらアイコンが追加されていってっていうのもワクワク感あるし、デザインもなんか先進的な感じがしてかっこいいです。

あとAIMの研究員が良い。
マッドサイエンティスト感がいつもより増し増しになってたきがする！　眼の前で被検体の皮膚が透けて死んじゃうの見ても「あーあ」みたいな感じであんまり気にしない風なところが最高にツボ……！

という感じで、ちょいちょい「ここ良いですね」的ポイントがあったし、なんか何度も読み返したくなるスルメ的な一冊な気がする……。雰囲気が良し……？　的な？

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