デッドプール

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッドプール

カレン・バン (著), ラモン・ロザナス (イラスト),
ナイト・オブ・ザ・リビング・デッドプール

あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

満腹になって一休みしたデッドプールが目を覚ますと、ニューヨークにゾンビがあふれていた。彼らはわずかな思考能力を残しており、新鮮な肉を食べたいと心から望んでいるわけでもなかった。冗舌な傭兵はゾンビの餌になってしまうのか? さあ、食事のベルを鳴らして、ドアを釘で打ちつけよう。デッドプールが歩く死者どもと対決するぞ!

■感想

面白かったです。
有名なゾンビ映画やドラマのオマージュがたくさんで、ゾンビ好きにはたまりません。
もちろんパロディの出オチというわけではなく、元ネタを知らずともこの一冊だけでも楽しめるようになっています。

ゾンビだらけになってしまった終末世界でデッドプールがどのように過ごすのか、ぜひ確かめてほしいです。
最後は驚きというか、予想していなかった展開で、続編の刊行もとても楽しみです。

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デッドプール VS. パニッシャー

フレッドヴァン・レンテ (著), ペレ・ペレス (イラスト)
デッドプール VS. パニッシャー

あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

法律やモラルを無視し、独自に犯罪者を裁くアンチヒーロー、パニッシャー。彼が次に狙う標的は、ヴィラン達の秘密口座の番人“バンク"! バンクは旧友である冗舌な傭兵デッドプールに護衛を頼み、パニッシャーの前に立ちはだかる。しかし、パニッシャーにとって、デッドプールが敵に回ることは何の問題にもならなかった……なぜなら彼はデッドプールが大嫌いだから! マーベルが誇る二大アンチヒーロー対決は思いもよらぬ展開に発展……? はたして勝者はどっちだ!?

■感想
やー、やっぱデップーは面白いなあ！

前回出たデップーがゲームブックだったのもあり、半年ぶりくらい？のデップーの翻訳。
やっぱり面白い！　と思わざるを得ないです。この軽快なノリを待ってたぜ！

今回のストーリーはちょっぴりループもの系。
頭を撃ち抜きデップーの記憶を何度も消すパニッシャー。その真意は？　という話。
VSってタイトルについてるけどふたりがガチでやりあうというよりはチームアップという感じなのもいつもどおり。……いや、ちょっとは……結構……やりあってもいたけども。

なんだかんだ子どもに優しいデップー＆パニッシャーかっこよかったです。

今回はかなりアクション多め。
相棒がパニッシャー、ヴィランにはタスクマスターなのもあって、銃撃戦も格闘もモリモリ。
アクションもストーリーもどちらも面白くて、とても良い１冊でした。

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ユー・アー・デッドプール

アル・ユーイング (著), サルバ・エスピン他 (イラスト)
ユー・アー・デッドプール

あらすじ引用（引用元：上記リンクのアマゾンページより）

奇天烈なデッドプールの行動を自分自身が決めるチャンスがついにやって来た! 第四の壁を越えて読者に話しかけてきたデッドプールが、ついに読者と一体化する。本書は80年代に一世を風靡したロールプレイング形式の楽しいゲームブック。読者はスコアを記録しつつ、ストーリーを進めていき、敵と戦う際にはサイコロをふって勝敗を決める。読者自身がデッドプールとなり、マーベル・ユニバースの歴史を旅して、自らの運命を決めることができる最高のコミックだ。軽快な60年代のハルクの雄姿を見よ! 陰鬱な70年代のマンシングの悪臭を嗅げ! ハードボイルドな80年代のデアデビルに酔いしれろ! 何度死んだって気にしない……だって、デッドプールだぞ。さあ、サイコロを片手に、デッドプールの世界を楽しもう!

***

■感想

2重の意味で面白い！

デップーのゲームブックです。めちゃ面白かった……！
シナリオという意味でもいつものはちゃめちゃでコミカルなデップーが見れて楽しかったし、ゲームブックという意味でもすごく面白く遊べました！

サイコロ振って、（紙のサイコロがついてるので、家にサイコロがなくても大丈夫！）指示された番号のマスに飛んで、と、読む選択肢だけではなく運任せな選択肢があるところも良かったです。
何度でも遊べそう。

進まなかった選択肢がどうなるのか気になってついつい全コマ通しで読んじゃうのはみんなやりますよね？ｗ

お値段以上の価値があると感じた一冊でした！

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デッドプール:デッドプール VS. セイバートゥース

ジェリー・ダガン (著), マテオ・ロリ他 (イラスト),

デッドプール:デッドプール VS. セイバートゥース

あらすじ引用（引用元：上記リンクのアマゾンページより）

デッドプールとセイバートゥース。極秘機関「ウェポンX」出身の2人には浅からぬ因縁がある。というのも、デッドプールは、セイバートゥースによって両親を殺されたと思っているのだ。手段を問わない復讐を始めるデッドプール。その戦いにマグニートが加わり、物語は予想だにしない展開へ。不死身な2人の殺し屋の血で血を洗う闘争に終わりは来るのか?

***

■感想

ウルヴィの残したものの多さよ。

自分の両親を殺したのはセイバートゥース（クリード）だとずっとおもっていたデップーが、復讐のためクリードに襲いかかる。

アベンジャーズ&X-MEN:アクシスの影響で善になっていたクリードは、デップーへの同情もあいまって、「俺がやった」と罪をかぶろうとするも、結局デップーは自分が殺したことを思い出し、復讐をとりやめる。

という大筋なのですが、全体を通してクリードがめちゃくちゃかっこいい。

この時点ではウルヴィは死亡していて（関連：デス・オブ・ウルヴァリン）クリード他数名がウルヴァリンの名前を継いでいたのですが、その名にふさわしい立ち振舞いでした。
多くは語らない優しさとか、ちょっともの寂しい感じ？　とか、なんだろう、雰囲気がめちゃくちゃウルヴィの姿と重なる。

他にも、デップーの思い出のなかでとか、ちまちまと名前があがっていて、本人は登場していなくてもウルヴィの片鱗が見え隠れします。彼の残したものって多いよなぁとあらためて。

今回はデップーだけが何も知らずで偽の記憶にひっかきまわされて、道化を演じさせられている姿が悲しい。実験の犠牲者なんだもんなあ。作中人物達もそう思うからこそ彼に優しいんでしょう。
悲しいことは思い出さなくていい、と、無理に思い出させようとはしない。仲間がみんなデップーを大切に思ってるんだなと。切ない。

最終的にデップーは過去は忘れて未来を向いて生きることを決めたようですが、不安定な彼のことなので、どう転がるやら？　という感じの一冊です。

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デッドプール:エンド・オブ・エラー

ジェリー・ダガン他 (著), スコット・コブリッシュ他 (イラスト),

デッドプール:エンド・オブ・エラー

あらすじ引用（引用元：上記リンクのアマゾンページより）

全国のデップーマニアに朗報! 今回は色んなデップーが楽しめるぞ。時は2099年、場所はメキシコ。そこでは我々が知るのとはまったく違うデップーが大暴れしている。彼女の正体はいったい……っていうか「彼女」!? オールスペイン語でお届けする(んなわきゃない)メキシコ版デッドプールの活躍、ファンなら見逃し厳禁ですぞ!

***

■感想

愛しい脇役達！

今回は本編は一話分しか収録されておらず、メインはデップーが作った傭兵集団マークスフォーマネーのメンバーの短編集のようなつくりになっています。

これが、すごく、面白い！
わりとどれも印象に残る良い話やせつない話、かっこいい話で、サブキャラ達の個性がわかりやすい！
フールキラーが学校卒業する話とかめちゃ心あたたまる話じゃん！
（でも殺人はする）

巻末のデップー２０９９は全４話のうち１話だけ収録でごっつ続きが気になる。
次巻でも第二話だけ収録……。これは、続刊で１話ずつ載せていくから買えという無言の圧力……！
（もちろん出たら買う）

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