カレン・バン (著), ダリバー・タラジッチ (イラスト)
デッドプール・キルズ・マーベルユニバース・アゲインあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
グウェンプール、Ms.マーベルほか、
最新マーベルヒーローが続々登場!
…やっぱり死ぬけど!!
ヒーロー連続暗殺事件が発生! 捜査に乗り出したケーブル、パニッシャーらはデッドプールに目星をつけるが、彼自身には殺されたヒーロー達と楽しく過ごした記憶しかなかった。一体、何が起きているのか…!?
最新のマーベルユニバースを舞台に再び惨劇の幕が開く!
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■感想悲しい。
デッドプール/パニシャー・キルズ・マーベルユニバースデッドプール・キラストレイテッド/デッドプール・キルズ・デッドプールから続くデッドプールキルズシリーズの最新作。
今回もデッドプールがマーベルヒーロー&ヴィランを殺しまくるので基本的にはその姿を楽しむもの……のはずなのですが、今回はデッドプールは自らの意志ではなく洗脳によって操られています。
デッドプール本人の「助けて」というメッセージが悲痛でなんだか物悲しい。いろんなヒーローが殺されまくっている現場を捜査するチームなかで、他のヒーローがデップーの悪口を言うのに対し、デッドプールを庇う発言をするケーブルの姿が二人の信頼関係を現しててグッときます。
また、シンビオートを自らに寄生させて、ヴェノムとなってスパイディを殺したあとのデッドプールが一瞬正気に戻り、シンビオートに向かって「絶交だ」と言うシーンも、「デップーってスパイディ好きだよなあ」って関係性が見えて好き。
しかもそのあと、デップー、スパイディのスーツ着てるし……。合体だってさ!
洗脳がとけたあと、自分がしでかしたことの責任をとろうと、自分を操っていたヴィラン達を殺しまくるデッドプール。だけどもうヒーロー達は戻ってこない。最後のページの、「ヒーロー達がいなくてよかったぜ、この先の仕事は、正義とは程遠い」と悲しみを背負ったデッドプールの背中が、読んでいるこちらまで悲しくなってしまう……。
誰も得しない話だった……。
いろんなキャラの殺し方はまたそれぞれに合っていて面白かったのですが、特に気に入ったのは
グリーンゴブリン。ワイヤートラップで首飛びそうっていつも思ってたからすごい分かるw
■クレタスの両足についてクレタス(カーネイジ)の両足が義足になっていることについて、解説では「なんらかの理由により」となっていますが、2014年のクロスオーバー「
アベンジャーズ&X-MEN:アクシス」において爆発を止めたときに義足になった模様。
(
エンドオブヴェノムバースの解説より)