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キャプテンヴェノネイジィ

翻訳アメコミ(主にマーベル)のレビュー・感想を置くところ。オタクが奇妙なテンションで推しを語ったりするよ! ていうかそれしかしてない! 絶版モノも扱ってます。ネタバレがめっちゃあるのでお気をつけください。

キャプテン・アメリカ:ホワイト

ジェフ・ローブ (著), ティム・セイル (イラスト)
キャプテン・アメリカ:ホワイト




あらすじ引用(引用元:上記リンクページより)




スティーブ・ロジャースにとって、己が時代から切り離された男として生きる最大の苦しみは、親友を失った男として生きることだった。
亡くなった相棒のことを嘆くスティーブ・ロジャーズは、二人の友情がかつてない試練を浴びたある夜の出来事を思い返していた。海の底から険しい頂きまで、ハウリング・コマンドー部隊と共に命がけの行軍を行った夜のことを。それは、炎と煙と雪に覆われ、恐るべき敵と驚くべき味方とが姿を見せた戦いだった。 そしてその旅路の果てには、レッドスカルが待ちかまえていた。

彼こそ、キャップたち全員が立ち向かうすべての悪を象徴する、残虐にして恐るべき敵であった……。




***

■感想

キャップとバッキーはお互いを愛している(公式発言)

まず冒頭のクリストファーマーカスとスティーブンマクフィーリーによる前書きで泣く。死ぬ……キャップ……しんどい……。

キャップの背負っているものが大きすぎること、でもキャップも一人のちっぽけな人間であること。このふたつをありありと思い出させられる前書き……。
キャップは、一人が背負うにはあまりに大きいものを背負ってて、そしてそれが少ししんどかったんだよ。

キャプテン・アメリカ:ウィンターソルジャーでは設定が変更になったけど、この本では昔の設定が採用されているので、バッキーがキャップのサイドキックになったのは、キャップの着替えシーンを見てしまってキャップ=スティーブだと知ってしまったからっていうアレなんです。

それについてキャップは「多分私は誰かに秘密を死ってほしくて苦しんでいて、キミのおかげで楽になれた」と、バッキーに向けて心のなかで語りかけている。

この、背負ったものを一緒に担いでくれる、わけあってくれるたった一人の友人がバッキーなわけだ。
そしたらもうそんなの大好きになって当たり前ですし年齢とか性別とか関係なく二人は秘密をわけあった大親友になるのも自然!!

これまで出版されてきたカラーシリーズは全部、主人公&ヒロインの話だったのにこの本はキャップ&バッキーなんですよ……キャップの最愛はバッキーなんだよ……。

映画版もキャプテン・アメリカ:ウィンターソルジャーもこれも全部設定は違うけど、全てにおいてキャップがバッキーを大好きな部分だけはブレなくて、しかもそれぞれ納得できる理由がついてるのほんと良いぞ。全部好き。
映画版では、「昔の自分をしってるのはバッキーだけだ」みたいなことを言ってたけど、それってこの本における「秘密をしってるのはバッキーだけ」みたいな、「自分をしってくれてるという信頼」っていう部分なんかなぁ。と思うと、細かな設定の違いはあれど、根本は一緒なのかなってそれぞれの解釈どっちも違和感無い。

キャップはキャップであるけど、その前にスティーブ・ロジャースというひとりの人間なんだよ……。

そうして一緒に行動するようになって、最初は浮かれてたキャップが、だんだん「こんな少年を戦場に連れ出して良いのか?」と苦悩していくのだけど、そうやって「保護者感」を出しつつも、女性経験などの分野でバッキーにからかわれたりして、「友達感」もあるところの二人の関係性ほんと一言では言い表わせられないすごく良い。(僕は童貞感丸出しにしてくるキャップが大好き)

友達でもあり、兄弟でもあり、みたいな感じで、とにかくキャップにとってバッキーはかけがえのない大切な人で、キャップはバッキーが大好き!(何度だって言うぞ!)
敵にさらわれたバッキーをキャップが救出するところなんかは、もはやプリンセスとナイトですらある。

「キミは死なない。私がそばにいる限りは」



(画像は引用です。引用元:ジェフ・ローブ (著), ティム・セイル (イラスト)
キャプテン・アメリカ:ホワイトより)


こんな……宝物を守るみたいに大切に抱きしめて、こんなこと言ってるのに最終的に目の前でバッキーが死ぬ未来確定してんのつらすぎしんどい。

最後のしめ方も大変よかった(号泣しながら)
よかったねまた出会えてよかったね……。このページの独白が本当に感動です。未来でまた会えるから。知ってるから。どんなことだって本当に起こるよって伝えたい。
キャップ&バッキーのバディ好きなひとはぜひ読んで……。泣ける。



(画像は引用です。引用元:ジェフ・ローブ (著), ティム・セイル (イラスト)
キャプテン・アメリカ:ホワイトより)


■個人的見どころ

目が><って感じになっててめっちゃ楽しそうでかわいいふたりです。
こんな時代があったんだよな~~!


(画像は引用です。引用元:ジェフ・ローブ (著), ティム・セイル (イラスト)
キャプテン・アメリカ:ホワイトより)

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Dr・ドゥーム、シンビオート、ケーブル、ロケット、デップー、スパイディあたりが特に推しです。アイアンマン、タスクマスター、マグニートー、ナイトクローラーもちょろちょろと追いかけてます。

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