マーク・ミラー (著), スティーブ・マクニーブン (イラスト)
ウルヴァリン:オールドマン・ローガンあらすじ引用(引用元:上記リンクのアマゾンページより)
ヒーロー達が姿を消した未来。全米はスーパービランの手で支配されていた。
そんな時代、カリフォルニアの寒村に、妻と二人の子供に囲まれ慎ましく暮らす一人の男がいた。
名はローガン。過去は捨てたと語る男の生活は、ある旧友の訪問をきっかけに急変する……。
ヒーロー達の身に、そして、ローガンに何が起きたのか。
禁断の歴史が紐解かれる時、あの最強の狂戦士が蘇る……。
話題作『シビル・ウォー』を生んだ
マーク・ミラー&スティーブ・マクニーブンのコンビが贈る衝撃のバイレンス巨編!
***
■感想視力を失ったホークアイと、戦いを捨てたローガン。壮年オッサンふたり旅。正史世界とは別世界、悪が勝利し、ヒーローが廃れた世界のお話。
妻と子と静かに暮らしているが、貧乏で家賃が払えず困っていたローガンのもとにホークアイが仕事の話を持ってくるところからはじまります。
出だしからかなりハード。
家賃が払えないから子供の眼の前で領主のハルク一族にタコ殴りにされるローガン……しんどい……。
ふたりの旅は決してスムーズではなく、道中ではものっすごいカーアクションあり、ヴィランとの暴力沙汰あり……
目的地たどり着くまでにどっちか死んじゃうのでは!? とハラハラしっぱなし。消えてしまったヒーロー達の末路と、ローガンが戦いを捨てた理由が気になってぐいぐい読んでしまいます。
面白い……!
そして明かされた理由については……
ウルヴァリン:エネミー・オブ・ステイトなどで可能性は示唆されていたので、それ自体には驚きはそんなに無かったですが、ローガンが語る心情とその後の行動、そして涙が悲しすぎる……。
なんて無慈悲な……。
キレたローガンがスカルに反撃するところは、各ヒーローが甦ったみたいでかっこよかった!
それから、一番かっこよかったのは、終盤の見開きの
「SNIKT!!」終盤の展開はかなり大味というかB級臭がすごいんですけど個人的にはそういうザックリとした作品大好きなのですっごい良かった……!
死んでもどうせ復活するんでしょ? と思いながらいつも見ているヒーロー達が復活しなかった世界のひとつとして世界観も楽しめて、ストーリーもすごく面白かったです。
エッジ・オブ・ヴェノムバースではこのときにローガンが引き取ったハルクJrがどう成長したかが見れます。