リック・レメンダー (著), アダム・キューバート (イラスト), レイニル・ユー (イラスト), テリー・ドッドソン (イラスト), ジム・チェウン (イラスト)
アベンジャーズ&X-MEN:アクシスあらすじ引用(引用元:上記リンクのアマゾンページより)
衝撃の展開が待つクロスオーバー大作!
エグゼビア教授の遺体から脳を盗み出したレッドスカルは、強大なメンタルパワーを手に入れた。
憎悪を撒き散らすレッドスカルにアベンジャーズとX-MENの連合軍「アベンジャーズ・ユニティ・ディビジョン」が立ち向かうが、マグニートーの介入をきっかけに、レッドスカルは最大最強の魔人「レッド・オンスロート」へと進化を遂げる。
ヒーロー達の秘策を用いた決死の抵抗の末に、レッド・オンスロートは打倒されたものの、彼らの秘策は思わぬ副作用を招いていた。
この戦いに関わった者達の正邪が逆転してしまったのだ。
かくしてレッド・オンスロートの憎悪に晒された世界は、さらなる混沌へと呑まれていく……。
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■感想オルタ化ヒーロー達ヤバイwwwwwwwアンキャニィ・アベンジャーズ:レッドシャドウで、チャールズの脳を移植し、テレパスになっていたレッドスカル。
いろいろあって「レッドオンスロート」なるヴィランへの変身を遂げていた!
オンスロートといえばヒーローが全滅してしまったアレ。
そんなものが復活してしまったと聞いたらヤバさしかない。
レッドオンスロート誕生までは「あらすじ」でさらっと流され、本作は、そのオンスロートとの戦い~それ以降の部分がメインです。
ちょっとはじまりが唐突でぶつ切り感がいなめませんが、面白いです。
テレパシーの力により、登場キャラクターの人格が反転します。
属性反転といえばオルタ化というやつか……?
強制力によりヒーローが闇落ちしたりヴィランが改心する、という単純な善悪反転ではなく、「心の底に押し込めていた内面」が出てくるという設定のようで、驚きがいっぱいです。
スパイディみたいに人助けをしはじめるカーネイジwwwえっ……えっ!?w
これは……どう反応したら良いのかわからないw
顔が怖いけど優しいオジチャン、とかそういうアレだと思えばいいのかしらww
人々を救うため命すらかけるという自己犠牲の精神をもったカーネイジ……ふえぇ……。
嘘がつけないロキも相当にヤバイ!!アイデンティティの崩壊!!! お兄様好きとか言っちゃう!!wwww
デッドプールも”ゼンプール”なる平和主義者に。
暴力は捨てたものの、発言はあいかわらずめちゃくちゃなので、(見た目以外は)そんなに変化がわからんような気がする。
特に
「悪い奴と思われてようが、環境で人は変われる」と説くあたりは
デッドプール Vol.1:デッド・プレジデントから続く個人誌のデッドプールの変化をそのまま表したようなセリフに思える。精神攻撃系に耐性があるから変化が少なかったのか……?
あと、これ実はめっちゃ重要な出来事なのでは? と思うのですけど、
ワンダとピエトロの父親がマグナスじゃなかった件がここで発覚。まじか。ストーリーは人格が反転したことにより、ミュータントが人類を滅ぼそうとしはじめ、善に転向したヴィラン達がそれを止めるというシナリオ。
状況を打破する鍵となったキャップが最高にかっこいい!
おじいちゃんになっても精神は変わらない……!(キャップは反転していない)
頑固すぎて問題をばらまくこともあるけど、この担力が最高に頼りになる!
そして、また最後においしいところを持っていったドゥーム様ーーーっ!(SAIKOUだぜ!)
XメンVSアベンジャーズなど、味方だったキャラクター同士での戦いは何度もありましたが、そのどれとも違う、まったく新鮮な感じを味わいました。