X-MEN―アルティメット4あらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
Ultimate X-menはマーベルコミックのシリーズタイトルで主役はX-MEN。
1960年代初期から続くマーベルコミックの世界をゼロから作り直し、全く新しいストーリーを始めることで新しい読者を獲得することを狙ったアルティメットシリーズの一つ。
(関連:アルティメット・スパイダーマン、アルティメッツ、アルティメットファンタスティック・フォー(マーベルゾンビーズ:デッド・デイズに一部収録)など)
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■感想捕まったメンバーを助けに、ウルヴィがシールド(フューリー)とブラザーフッドを連れてやってくる。
無事に仲間は開放されたけど、ブラザーフッドはまた彼らの組織へと戻っていった。
フューリーはこの件でシールドの長官に。
一巻で「みんな性格が過激で短絡的に」なんて言ってしまいましたが、ここでは結構理性的でした。とくにジーン。
ウェポンXの基地から脱出する際に、敵の組織を全滅させるか、させないかでメンバーの意見がわかれたとき、「復讐心をおさえないといけない」というジーンの言葉がきっかけとなり、みんなが殺人を犯さないで済みます。
後にその決断は教授にも褒められていました。
(でもジーン、精神干渉などはまだこれからも普通にするんだけど笑)
X-MEN―アルティメット5***
■感想前半はレミーが主役の短編読み切り。
こいつぁ……ほんとに……いつみても良い男だぜ……。女性ファンが多いのもうなずけるよ。
後半はチャールズのレポート形式で語られる、Xメンの活躍や彼とブラザーフッドメンバーとの関わり。
戦闘は無く平和な回ですが、ドラマ性があって好きな回です。
しかしぃ! チ
ャールズのエゴさがパない。怖い。チャールズはコロッサスと公園に散歩にでかけ、とある老人が子どもと遊んでいる姿を見せます。そしてそれがマグナスだと言います。
そして以下のようなやりとりがあって、
コロッサス「冗談がキツすぎます(あいつは二巻の戦いで死んだろ?)」
チャールズ「いや、あれは殺したんじゃなく精神をいじって記憶や能力の使い方を忘れさせた」
コロッサス「それは危険ではないですか?」
このコロッサスの問いに対するチャールズの答えが以下。
チャールズ「なぜかね? あそこにいる男性は人生から心の悪鬼が取り除かれたので充実しているはずだ。エリックもここまで幸せだったことはないだろう」
(引用元:ミラー,マーク キューバート,アダム他 アルティメット・Xメン5)
え、これやばくないです?w
普通に考えて異常すぎる……。他人の人生(精神、記憶)をいじって、充実している「はず」、ここまで幸せだったことはない「だろう」ってすごい良いことしたった感出してる……。
かつて親友だったのでエリックの人生が辛いものだったのは知ってるから、今が一番幸せに見える、というのは理解できるけど、充実してるかどうかなんて分からんじゃん……。テレパスだから読めるのかもしれないけど、それなら「読んだ。幸せを感じてる」って断言すればいいのになぜ「はず」なのか……。闇深……。
あとビーストがチャットで良い感じになった女の子が実はブロブのネカマで騙されてるのクソかわいそうしんどい。(でもこれはジョークとして可愛い範囲)
X-MEN―アルティメット6***
■感想チャールズ、エリックと出会ったことが嬉しすぎて妻と子を捨てた過去持ち笑教授の息子デビッドが他人の精神を乗っ取り暴れちゃう話。
うーん、リージョンといい、この子といい、
カサンドラといい、チャールズ本人といい……エグゼビアの家系はミュータント遺伝子以外にも何か事件を起こす遺伝子があるのではないかと思ってしまうw
(関連:リージョン
クエスト(Marvel X7,8、9)、ミュータントジェネシス編(Xーmen 10,11、12(マーブルスーパーコミックス)))
そして、息子の起こした事件のあと、チャールズはなんと、「Xメンを解散する」宣言。
しかも直接ではなく置き手紙を残して。
「不適格なので私は去ることにする。夫として不適格であり、父として不適格であり、教師として不適格であった」ってなんかもう自分の全てが間違ってました感を出したあげく、
「なんならもう新しいテロ組織出てきてホッとしてる。エリックに施した精神操作も解く。うまいこといくだなんて思い上がりだった」ってやってきたこと全部否定しはじめて
もはやこれ一種の逆ギレなのでは??たしかに精神操作に異常さは感じたけど、他の部分でつまずいたからって「あーじゃあもういいですやめます」て駄々こねてるみたいに見えてしまうーーー!!!!!
そしてエリックの精神操作を解く前に最後に公園で語り合い、
「俺のやってきたことなんて間違いだったんだよぅ」って愚痴って「そんなことないよ立派だよ」ってエリックに抱きしめてなぐさめてもらって泣いちゃうチャールズ……。これは……ここのふたりのバディ好きな人にとってはたまらんシーンですね!?
そのなぐさめのおかげか、Xメンは存続する運びとなりました。良かったね。