■Xーmen 10概要
小学館プロダクションから刊行されたマーブルスーパーコミックスシリーズのXメンです。全17巻。
Xメン#1から収録されているものの、91年版の新しいほうのXメンなので、作中時系列的にはX-MEN:アンキャニィ・ジェネシスやX-MEN:デイズ・オブ・フューチャーパストのほうが古いです。
収録順がめちゃくちゃややこしくて、時系列順に読むなら
4巻後半~5~10→1~3→4巻前半→11~17の順番で読むのが良いのですが、じゃっかん収録に抜けがあったりして……ややこしい。
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■感想ミューアアイランドサーガ編終了。せっかく歩けるようになってた教授がまた車椅子生活に戻ったり、リージョンが精神崩壊おこしたり。
戦闘部分よりもエピローグ部分がじんわりとして良い感じでした。
ローグとミスティークのわだかまりが少し溶けたところとか、ちょっと感動的です。
教授を除くと、個人的にはフォージが一番活躍してたんじゃないかなぁ。
この騒動で、散り散りになっていたメンバーや別チームとして活動していたメンバーなどが一堂に会し、
「さすがに人数多いな」ってなったのか、ブルーチームとゴールドチームに編成が分けられて、時系列は1巻に戻り、2,3、4の前半を経て次の11巻へ。
つまり1巻は、こうして編成が分けられて掲載誌も新しくなったXメンの#1が刊行されたという感じ。もう片方のチームは変わらずアンキャニィXメン誌の刊行が続いていました。
巻末にはクラシックのXメン第一号が特別収録。
昔の作品は何を読んでもテンポが良いです。Xメンも例に漏れず。一話のなかでそれぞれの能力が訓練の様子、ジーンがメンバーに加わるところと、さらにマグニートーとの対決までやっちゃう密度よ。
■Xーmen 11***
■感想エクシキューショナーズソング編導入。
これまたややこしい話です。
休日を謳歌していたはずのXメン。
フェスティバルで平等を訴える演説をしていたチャールズが、なんとケーブルに撃たれ昏睡状態に。銃弾にはテクノオーガニックウィルスが仕込まれていて、チャールズの身体を蝕みます。
ケーブルを追いたいXメン&Xファクターと、ケーブルを信じたいXフォースが対立することになります。
そんな騒動のなか、デートを楽しんでいたジーン&スコットがシニスターに拉致される。
せっかく集合したミュータント達、今度はココロがバラバラになってしまってさてどうなるやら。ケーブルの真意は……? というところで次巻へ続く。
この話の少し前に、ウルヴィは
ウルヴァリンで愛を確かめあったマリコを亡くしている模様。ウルヴィを気遣うサイクの姿が見られます。
■Xーmen 12***
■感想この人達は話し合うということを覚えたほうが良い。(確信)Xメン&Xファクターに追いつかれたXフォース、彼らの戦いのシーンで書かれているキャプションに「それは感情に任せた無秩序な戦いだった。彼らはみな人間とミュータントの平和共存という…同じゴールをめざしているにもかかわらず…互いの手段がことなるというだけでいがみ合った」ってあるんですけど……
きみたちそれ、いつもじゃん!!!Xメンの人たち(と、アヴェンジャーズ)、いつも誤解で仲間同士殴り合ってない!?
もっと話し合いで解決できることあるんじゃない!?
まぁでもヒーローは人の話を聞かないものだから、仕方ないのかな……(
スパイダーマン4(光文社)の頃からそうだったね……)
Xフォースは全員捕まってしまい、デンジャールームに収容。
その後、ストライフやアポカリプスも出張ってきたのでXメンチームはそれぞれ分かれて行動。ストライフの情報を追っていたウルヴィ&ビショップが、ケーブル(本物)と遭遇。誤解が解ける。
というところで次巻へ。
この時点ではストライフの素性もケーブルの素性もまだ分からず、ケーブルとストライフは一度戦ったことがあり、同じ顔をしているというのはケーブル本人は知っている(ただし関係はケーブルにもよく分からない)。
シールドは「ケーブルとストライフは同一人物だ」という情報を持っていて、あとは、アポカリプスが絡んでいる。
↑という情報が、巻末にサクっと書いてあります。