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キャプテンヴェノネイジィ

翻訳アメコミ(主にマーベル)のレビュー・感想を置くところ。オタクが奇妙なテンションで推しを語ったりするよ! ていうかそれしかしてない! 絶版モノも扱ってます。ネタバレがめっちゃあるのでお気をつけください。

スパイダーマン1(光文社)

光文社 マーベルコミックス
スパイダーマン

あらすじ(巻末の解説より一部抜粋引用)



メガネをかけ、教科書をこわきにかかえたしょぼくれた高校生の少年が、1962年、アメリカのコミック・ブックのなかに、初めて姿を見せたとき(第1話「スパイダーマンの誕生」)彼が後に、最も人気のあるマンガの主人公になるとは、いったいだれが予想しただろうか。

彼は、それまでのヒーローたちと、すべてが正反対だった。だいたい、クモというのは嫌われもので、はじめ、スパイダーマンの姿を見た者は、彼のことを悪役だと思ったのではないだろうか。
だが、読んでいくうちに、この内気な少年から青年に変わる過程にある若者の、人間的な魅力にひきつけられてしまうことだろう。

悩みだらけの彼だが、その笑顔はさわやかで、あなたもきっと、この男のことを、そのキャッチフレーズどおり<あなたの友情あふれる隣人>だと思うようになるにちがいない。



日本で発売したMARVELの翻訳アメコミのなかではかなり初期のほうの本。
この「光文社 マーベルコミックス」というシリーズは日本のコミックスのサイズと同じサイズで、カラーなのは巻頭だけ。あとは白黒のつくりになっています。

スパイディやキャプテン・アメリカ、ハルク、ソーなどいろんなヒーローのが、全部で24冊出版されたのですが、今では全巻揃った完品を見つけるのが困難かも。

試しにアマゾンで「光文社 マーベル」で検索しても24冊中3冊しかHITせず。
(2019、1月現在)

中古通販やオークションなどで単品や抜け巻有りなら見かけることができますので、そういった場所でチマチマと集めるのが早いかもしれない。
(プレミア価格にはなってますが……)

***

■感想
ギャグ回が面白すぎたw

■一話  オリジン

この話は再録されまくっているのでみなさんご存じ。
(関連:ベスト・オブ・スパイダーマンスパイダーマン:ウィズ・グレート・パワー

一話と二話の間にスパイディの自己紹介ページが入ってるんですけど、これは初出はどこなんだろう?
このコミックのオリジナルなのかな?
ピーターから見た登場人物紹介と、武器紹介のページです。
人物紹介の一言メモみたいなのがとてもキュート!
メイおばさんには「心臓のぐあいが悪いんで心配なんだ」とかMJには「陽気で楽しいこだよ」とか。

■二話  キングピンと戦う話。街を牛耳るには情報操作だ!と、ジェイムソンとスパイディを捕らえたキングピン。激しい戦闘の末、勝利して二人とも無事に帰還。ただしジェイムソンを庇って新聞社の社員がひとり死んでしまう。

一話のオリジンでは高校生だったピーターですが、二話でいきなり時間とんで大学生になってます。
この話はベスト・オブ・スパイダーマンに収録されていた「引退宣言」の次号になっている話です。
グエンやMJ、ハリーなどお馴染みのキャラが早い段階から見れてうれしい!

アクションもとても迫力あるしかっこいいです!
もうすでに、悪と戦うせいで友達の輪に乗り遅れていたり、どんなに人助けしてもジェイムソンに文句を言われたりと、報われないピーターという「いつもの」話の構成が完成しています。

■三話  ドクター・オクトパスことドックオックと戦う話。
グエンと教授とミサイル展にいったらドックオックが乗り込んできて暴れたので追跡装置をつけて隠れ家まで追いかけるスパイディ。ドックオックの罠により隠れ家が爆発。スパイディは罠に気づいたため無事だったが、ドックオックはスパイディが死んだと思い込む。
そして新しい隠れ家を探すのだが、なんとそこは下宿人を探していたメイ叔母さんの家だった!

というわけで家で戦闘のシーンがあるのですが、叔母さんは心臓が弱いため、怖がらせないようにまずは家の外でドックオックの子分と戦闘。
叔母さんが、家から出たらやっと家のなかでドックオックと直接対決。

「いくぞ!」(バリーーーーン!!!!)


(画像は引用です。引用元:光文社 マーベルコミックス スパイダーマン1より)

いくら叔母さんの心配をしなくてよくなったからって、窓ぶち割って入らなくてもよくね?笑
そこはわりとアバウトなんだねピーティw

なんとかドックオックをおばさんの家から追い出したスパイディだが、壁は壊れるし叔母さんはショックで倒れるし。怒りに燃えるスパイディ。(壁はたしかにドックオックに壊されたけど、自分も窓ぶち割ってるのは棚にあげて!)

ドックオックは次に怪しげな電波を出す装置をつくり、軍事工場へ。
そこへ駆けつけたスパイディ、電波の影響で記憶喪失になる。

ドックオックに「俺たちは仲間だ」と嘘をつかれて操られて盗みを働くも、最終的に「こんなやつとは仲間じゃない!」と気付く。
軍の手によりドックオックはお縄に。スパイディはその場から逃げ出す。

■四話  記憶を失ったままのピーター、自宅の場所も分からず外泊が続く。そのせいで、スパイディがピーティを誘拐したという噂がたつ。

一方、ニューヨークに来ていたカイザーに、ジェイムソンが嘘を吹き込んでスパイディ討伐を依頼。
戦闘で水に落ちて、その衝撃で記憶を取り戻すスパイディ!

さらにジェイムソンが差し向けてきたクモ殺しロボットを撃退して終わり!

カイザーはサベッジランドの人です。
デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウスなどにも登場)
ターザン系ヒーローなんで、クモ糸でアーアアー♪してました。

後半のクモ殺しロボットは名前が直接的かつ暴力的すぎる笑
ロボットの倒しかたがまさに名前にちなんだ倒しかた(クモがいっぱい居る場所に誘い込んで混乱させて爆発させる)なのが面白かったです!

■五話  インヒューマンのメデューサが人間を調べに来る話。

wwwwww
最高のギャグ回だぜ!!!

メデューサの髪に最初は驚いていた市民ですが、彼女に敵意がないとわかるとこのセリフww


(画像は引用です。引用元:光文社 マーベルコミックス スパイダーマン1より)

「別に髪が長くても法律に触れないからね」
間違ってはない。

さらにこのあとメデューサはヘアスプレーのCMモデルにスカウトされますw
ちょっと体験してみるも、すぐに飽きてしまうメデューサ。
なんとしても彼女をCMに起用したい企業は、スパイディに嘘をついてメデューサと戦わせることで、インパクトのある絵面を撮影しようとします。

最後は誤解がとけてメデューサは帰っていきました。

■個人的見どころ

どこからつっこんで良いやら分からないセリフ。
全部事実だけどカオスすぎるw


(画像は引用です。引用元:光文社 マーベルコミックス スパイダーマン1より)

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Dr・ドゥーム、シンビオート、ケーブル、ロケット、デップー、スパイディあたりが特に推しです。アイアンマン、タスクマスター、マグニートー、ナイトクローラーもちょろちょろと追いかけてます。

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