ジム・スターリン (著), ジョージ・ペレス (イラスト), ロン・リム (イラスト)
インフィニティ・ガントレットあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
土星の衛星タイタンで生まれた魔人サノスは、ついに6つのインフィニティ・ジェムを手中に収め、所有者に無限の力を与えるインフィニティ・ガントレットを作り上げた。
多元宇宙における最強の存在と化した彼は、愛する「死」の心を射止めるため、全宇宙に死と破壊をもたらし始める。
その暴挙を止めるため、すべてのマーベル・ヒーローたちがその力を結集、サノスに立ち向かう!
全宇宙の存亡を賭けた善と悪の一大決戦がここに!
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■感想サノスは宇宙規模の構ってちゃん♥サノスくんが最愛のデスちゃんに認めてもらいたくて全知全能になろうとする話です。なろうとする、というか、
開始時点ですでに全知全能になってました笑
インフィニティジェムという超すげーパワーを持つ石を6つあつめたら全知全能になれる、という設定なのですが、この本の開始時にすでに全部持ってるところからスタートです。
サノスくんはそのジェムを使って、デスちゃんに認めてほしいがため、宇宙の人口を半分消し去ってみたり、神殿をつくって崇め奉ってみたり、
理想の女の子を作り出してわざと目の前でイチャついてやきもちをやいてくれないか「チラッ」っとしてみたり。おめぇ、可愛いな笑
そんな感じで好きな子の気をひこうとするサノスくんですが、そんな理由で宇宙を好き勝手に支配されちゃたまんねえので、ヒーロー達が出動です。
とはいえ、インフィニティジェムを全て所持したサノスくんはすでに全知全能ですゆえ、スーパーヒーロー達はもちろん紙くずのようにちぎってはなげられるし、愛や憎悪など「概念」を具現化したもの達(マーベル世界における神よりもすごい何か)ですらサノスくんの前には無力であります。
とにかく規模がでかい。この、具現化勢とサノスくんの戦いの際は、
最初の一撃で太陽系が死ぬ。という規模っぷりです。
なんかもう、「これどうやって収束するだ」ってすげーハラハラするしヒーローたち紙くずですけどみんな見せ場もあってかっこいいし
超面白い!!
最終的にストーンはアダム・ウォーロックが管理することになった……のですけど、このあとの話という設定でイルミナティが集め直してるんですよね。(関連記事:
ニューアベンジャーズ:イルミナティ)
ウォーロックさん、どうなったの??惜しむらくは解説が無いことか。
いつもならキャラや設定の解説書が入ってるのですが、この作品には「こういう作品ですよ」というざっくりした説明しかついてないので、ある程度世界観やキャラの知識が無いと、「何が起こった……こいつ誰だ……」と言っている間に終わるんじゃないです??
個人的には、アダム・ウォーロックについては知っておいてから見たほうが良いかも、という気がします。(
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:プレリュード に彼の話が入ってます)
他にも、知ってれば知ってるほど良いんじゃないですかね。
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サノス・ライジング・
デッドプール VS. サノス↑サノス&デスについてはこの2冊が良いかも。