デビッド・ラッファン (著), トニー・ハリス (イラスト)
スパイダーマン:ウィズ・グレート・パワーあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
今、明かされるスパイダーマンの知られざる過去…
思いがけず大いなる力を手に入れた高校生、ピーター・パーカーが取った行動とは?
初めて明かされるスパイダーマンの誕生秘話!
特典として初登場エピソードも収録!
誕生から50年、世界のポップアイコンとなったスパイダーマンの知られざる誕生秘話が今、明かされる。
冴えない高校生、ピーター・パーカーは、偶然、クモの超能力を手に入れる。思いがけず超人となった彼は、"驚異のスパイダーマン"を名乗り、それまでの鬱憤を晴らすかのように、時代の寵児としての名声を満喫するのだった。その代償も知らずに……。さえない高校生が超能力を手に入れ、有頂天になるものの、自らの傲慢から最悪の悲劇を招いてしまう。
そのあまりにも有名なオリジンに、本書は新たな光を当てた。オリジナルのストーリーでは、わずか2ページで語られたに過ぎない"話題の人"スパイダーマンの姿を、5話のミニシリーズとして綿密に描いてみせたのだ。
本書は映画『アメイジング・スパイダーマン』に登場した新コスチュームに影響を与えた1冊としても知られている。日本語版特典として、スパイダーマンが初登場を果たした『アメイジング・ファンタジー』#15(8/1962)に収録された全4話を、初めて完全邦訳。半世紀前のマーベルコミックスがここに蘇る!
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■感想シクシクシクシクシクシク……(泣いてる)暗い辛いしんどいシクシク……
何から……何からコメントすれば良いやら……
いじめられっこだった少年がスパイダーマンのパワーを手にいれたら、調子乗っちゃっても仕方ないよね。と、言葉で言われると「まぁ、せやな~!」て納得はできるのですが、それがめっちゃリアルに描かれすぎてて、こう、言葉では理解できていたけど実際に見るとピーターの調子ノリすぎ感でイラっとするところがあったり、
あと、何も知らない子どもはまわりの大人に利用されちゃうよねっていうのも分かるけどまたその大人達が汚くて! それもリアルでつらい!
そのなかでベンおじさんとメイおばさんはピーターのこと心配してくれて優しくて、癒やし。そんで作中ではベンおじさんは死なない、のたけど、
最後のページで「これから死ぬで」みたいなコマで終わっててウワアアアア! 死イイイイン!!! ツラアアアア!!!!カッコよくて優しくて、不幸もあるけど懸命に乗り越えていこうとするピーター……になる前のピーターなので、これは好みが分かれそう。物語も全体的に陰鬱で大人向けなので……。
後味はあまりよくないけど濃厚なヒューマンドラマだとは思う……けど悲しい……ウゥ……。
読む方は覚悟して読んだほうが良いです……。
スパイディ初登場回のアメイジングファンタジーが巻末オマケについてます。(これだけなら
ベスト・オブ・スパイダーマンや
スパイダーマン1(光文社)、
Marvel X10、
マーベルマスターワークス:アメイジング・スパイダーマンでも読める)
同時掲載されてた鐘を撞く男の話がなんか好き。(スパイディとは全然関係ない)
■小ネタ (画像は引用です。引用元:デビッド・ラッファン (著), トニー・ハリス (イラスト)
スパイダーマン:ウィズ・グレート・パワーより)
「目の前に立たれると大の大人でも言葉を失っちまう」←
どういう意味で……?
アメコミあるあるかなと思うんですけど絵柄によって「怖そうで言葉を失っちまう」なのか「美人すぎて言葉を失っちまう」なのかがイラストから判断できないやつ。
(今回は”美人すぎて”が正解でした)