リック・レメンダー
キャプテン・アメリカ:スティーブ・ロジャース/サム・ウィルソン ロード・トゥ・シークレット・エンパイアあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
老化したスティーブ・ロジャース、キャプテン・アメリカの座を継ぐファルコンことサム・ウィルソン、そして"ハイドラ"となったキャプテン・アメリカ…大型イベント『シークレット・エンパイア』の前日譚にして、近年のキャプテン・アメリカの重要エピソードを凝縮した1冊がついに登場!
■感想
キャップがおじいちゃんになった謎がついに明らかに!アベンジャーズ&X-MEN:アクシスなどでおじいちゃんになってたキャップ(スティーブ)。その詳細がついに明らかになります。
と言っても、本書でも「これまでのあらすじ」ってダイジェストからはじまって、キャップおじいちゃん化のシーンの直前までの流れは解説頼りにはなるのですが。
で、おじいちゃん化してからの一大イベント、プレザント・ヒル編に入ってから、最後にシークレットエンパイアへつながる流れが収録されている本誌。
メインとなるエピソードはプレザント・ヒル編。
これがもう、「面白い」しか言えない。なぜって、ただただ面白いから。
ものすごく正統派に
「あ~~!!! キャプテン・アメリカ読んでるわあ~」って感じ。
キャップもバッキーもサムも、そしてリックまで登場して協力してジーモと戦う。
良いですね、キャップといえばバッキーだしサムなんですよな。
みんなキャプテン・アメリカなんですよ。そんでこう、それぞれがブレない正義というか信念があって、「こうだよな~!」っと。
スティーブは正統派まっすぐ(ちょっと頑固)だったり、バッキーは暗躍だったり、サムはがんばりやさんだったり、いつもの彼らなんですよ。安定。良き。
もちろんアベンジャーズも勢揃い。オールスター感もあります。
と、普通に楽しんで、「プレザントヒル編がこの本の本編で、あとはおまけ程度のもんだろう」と思ってたらやばかった。
最後の1話がとんでもねえ。むしろ全部この1話のための伏線じゃねーか。最後まで読んだあと、もう一度最初から読むとまったく見え方が変わる……。
「ロード・トゥ・シークレット・エンパイア」てことで、シークレットエンパイアへのプロローグ的なイメージのタイトルですが(もちろんそういう意味あいもおおいにあるのですが)
プレザントヒル編と最後のどんでん返しで、一冊としても非常に楽しめました。(むしろお腹いっぱいになれる!)