ジェリー・ダガン (著), ブライアン・ポゼーン (著), マイク・ホーソーン (イラスト), スコット・コブリッシュ (イラスト)
デッドプールVol.7:アクシスあらすじ引用(引用元:上記リンクのアマゾンページより)
〈反転〉がテーマのクロスオーバー・イベント「アクシス」の前日譚となる本書では、「アクシス」事件によって<反転>したデッドプールが暴力と縁を切る決断を下す! 銃を捨て、刀を捨て、手榴弾を捨て……デッドプールが“禅"に目覚めたのだ! 彼は<反転>した本物のX-MENの襲撃から、北朝鮮版の偽X-MENを守りきることができるのか? その答えは……。「ウェディング・オブ・デッドプール」に続く人気作、日本上陸!
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■感想デッドプールは悪か? 善か?一部のヒーロー&ヴィランの性格が反転してしまう、という
アベンジャーズ&X-MEN:アクシスイベントのタイインです。
デッドプールはこのイベントで”ゼンプール”なる平和主義者にかわります。
この反転によりデップーは鶏肉すら刻めないキャラクターに。
(でも悪人を殴ったりはしているw)
武器や暴力を捨て去りはしても、シリーズを通して読んだ身からすると、友人を助けたりなどの行動は地続きに見えて、性格はあまり変わっていないように見えます……が、デッドプール本人は「俺の本性は悪なんだろうか?」と考える。
どうなんだろうか?
もともと悪でも善でもなかった……のでは……?
最終的にまた元に戻ったデッドプール。
「友人達のために戦ったことに幸福を覚え、元に戻ったことに不安を覚えるけど、そっちのほうが楽だと感じる」というようなことを考える。
「幸福の意味はわからないまま」となんだか切ない終わり方でした。
幸福の意味なんて僕もわからねえ……毎日楽しかったらそれで良いんじゃないですかね……。
良いことをして幸せだったなら、きっとデップーの本性は善なのでは。でも善に生きるのは難しい。だからこそヒーローはすごいんだと思います。
難しいことをやりとげるのはつらい経験も多いし、そこから逃げるのは有り。デップーのような人のほうがむしろ普通なのかも。