キャプテンヴェノネイジィ

ダニエル・キブルスミス (著), リカルド・ロペス・オーティズ (イラスト)
ブラックパンサー VS. デッドプール



あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

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街中でスーパーヴィランとド派手な戦闘を繰り広げたデッドプール。罪のない市民がその巻き添えになり、瀕死の重傷を負ってしまった。 彼を救うには、神秘的な物質“ビブラニウム”による治療が必要だ。 早速、原産国ワカンダに乗り込んだデッドプールだったが、国王ティチャラ（ブラックパンサー）は、不躾な訪問を快く思っていなかった……！　 これまでマーベル・ユニバースのあらゆるヒーローと組み、ブン殴られてきたデッドプール。 今度はブラックパンサーと大ゲンカだ！

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■感想
今回、俺得でした。

今回の「VS」は、「誤解があったヒーローがすれ違って戦ったけど最終的に共通の敵を協力して叩く（※）」というセオリーからは少し外れて、ティ・チャラはデップーを「悪」だと断定し、誤解ではなく明確に彼と戦う意思がありました。
※このセオリーは作中でデップーが語っていたもの。

最初から最後までティ・チャラは分かっていて、そのうえでウェイドを認められない。
真面目なティ・チャラゆえに受け入れ難かったのでしょう。

ですが、最終的にはウェイドの柔軟さや、悪意ではない部分に触れ、少し影響を受けたように思います。それが王としての成長になったかと。

なんといってもやっぱりブラックパンサーがカッコイイ。死者の王……！
今回はヴィランにジャックオランタンも登場して、好きな要素が多くて俺得でした。

ダン・スロット (著), ジュアン・ボビーロ (イラスト)
シーハルク:シングル・グリーン・フィメール



あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

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ハルク(ブルース・バナー)の従妹ジェニファー・ウォルターズは、アベンジャーズのメンバー“シーハルク"として地球の平和を守りながら、弁護士としても活躍していた。 裁判を抜け出して地球を救ったり、朝までカラオケで盛り上がったり、人気ファッションモデルと遊んだり……毎日忙しく過ごしていたある日、彼女は住居と職場を同時に失うことに! 崖っぷちのジェニファーは、人生を立て直すことができるのか!?

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■感想

面白かったです。
１話完結型でサクっと読みやすかったし、内容もヒーローであり弁護士という彼女の立場ならではの話が多く、あまり今までにない感覚だったので、新鮮に楽しめました。

アクションよりもヒューマンドラマ系ですが、ガチガチのお仕事モノでもなく、フィクションと現実の中間具合が気軽で良かったです。
ヒーローが実在する世界ではコミックが法的な証拠になるとか（現実の出来事がコミックになっているていで）、幽霊が証人になれるとか。

ジェニファーの詳しい内面はこれまであまり翻訳で触れられていなかったので存じなかったのですが、性格もサッパリしててすごく好感が持てました。

続編にも期待です。

ジェド・マッケイ (著), カルロス・マグノ (イラスト)
アベンジャーズ・メカニカル・ストライク



あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

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ド派手な本格ロボットバトルが楽しめる、ファン垂涎のアメコミがついに邦訳! 地球最強のヒーローであるアベンジャーズは、バイオメカノイドの襲来という新たな脅威に直面していた。 この危機に立ち向かうため、ヒーローたちはハイテクアーマーに身を包み、史上最大の戦いに臨む。 未曽有の危機を前に、まさかの助っ人も参戦!! 地球の運命やいかに!?

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■感想
やりたい放題してますね。

アベンジャーズがロボに乗るというハチャメチャぷりもさることながら、カーンにサノスにエターニティまで登場するスケール。
ほぼ前編バトルのアクションシーン。

細かいことは放っておいて、とにかく”素直にカッコイイ”を追求した作品のように感じました。すごく楽しんで書いていそうだなと。

「子供心」をくすぐりまくった作品だけど、完全に子供向け……というわけじゃなく。ロボットやヒーローが好きなら大人だってくすぐられる。
ワクワクが詰まった作品でした。

カレン・バン (著), ラモン・ロザナス (イラスト),
ナイト・オブ・ザ・リビング・デッドプール



あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

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満腹になって一休みしたデッドプールが目を覚ますと、ニューヨークにゾンビがあふれていた。 彼らはわずかな思考能力を残しており、新鮮な肉を食べたいと心から望んでいるわけでもなかった。 冗舌な傭兵はゾンビの餌になってしまうのか? さあ、食事のベルを鳴らして、ドアを釘で打ちつけよう。デッドプールが歩く死者どもと対決するぞ!

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■感想

面白かったです。
有名なゾンビ映画やドラマのオマージュがたくさんで、ゾンビ好きにはたまりません。
もちろんパロディの出オチというわけではなく、元ネタを知らずともこの一冊だけでも楽しめるようになっています。

ゾンビだらけになってしまった終末世界でデッドプールがどのように過ごすのか、ぜひ確かめてほしいです。
最後は驚きというか、予想していなかった展開で、続編の刊行もとても楽しみです。

ジェリー・ダガン他 (著), アダム・キューバート他 (イラスト)
ウルヴァリン:ブラック、ホワイト&ブラッド



あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

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屈強な肉体、どんなケガも数秒で治癒する能力、アダマンチウムの骨格、カミソリのようにするどい鉤爪を持つ最強のファイター、ウルヴァリン。 彼が歩んできた数奇な人生を、人気クリエイターがオムニバス形式で描く。 アートワークのカラーリングを「モノクロ+血のような赤」に統一することで、目が覚めるような鮮烈な暴力が容赦なく描かれる。 危険度100パーセント“大人のアメコミ"がついに邦訳!

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■感想

ウルヴィまみれのアンソロジーです。
数ページごとの話がぎゅっと詰まっています。どの話もページ数以上の濃い内容。
激しい闘争とハードボイルド、クール。あと和。
１冊を通してウルヴィの本質が描かれているような気がしました。

描かれている話の時系列はバラバラですが、これまでのウルヴィを知っている人なら「あ、この話はあのくらいの時期だな」とすぐに分かると思います。
赤と黒と白のみで描かれる印象的なウルヴィが堪能できる一冊です。ウルヴィファンなら楽しめます。