キャプテンヴェノネイジィ

ジェリー・ダガン他 (著), アダム・キューバート他 (著)
インフィニティ・ワープス

【電子版】


あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

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キャプテン・アメリカ＋ドクター・ストレンジ、アイアンマン＋ソー、スパイダーマン＋ムーンナイト……
人気ヒーロー同士が融合する！

「インフィニティ・ウォーズ」でインフィニティ・ストーンを手にした剣士レクイエムは、全宇宙の生命を“誰一人殺すことなく”半数にした。その結果、新たなヒーローが誕生した。その名も……アイアンハンマー（アイアンマン＋ソー）、ソルジャースプリーム（キャプテン・アメリカ＋ドクター・ストレンジ）、アラクナイト（スパイダーマン＋ムーンナイト）、ウェポンヘックス（X-23＋スカーレット・ウィッチ）、ゴーストパンサー（ゴーストライダー＋ブラックパンサー）！

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■感想

インフィニティ・ウォーズにてレクイエムが作り出した、「二人がひとつになった世界」での、彼らのオリジンの話。

内容は、それぞれの短編がオムニバスになったもの。
各話、主人公のみならず、敵役やサブキャラ含めて全部うまいこと融合されてて面白かったです。
キャップ＋ストレンジなら、敵はドルマムゥ＋レッドスカルだったり。

インフィニティ・ウォーズの感想記事で「アイアンハンマーのなかのソーの成分ハンマーしか残ってない」と書きましたが、こちらを読むと全然そんなことなかったです。
キャラクターの生い立ちはむしろ９割ソーでした。

ドゥーム様の融合相手がまさかのギャラクタスですごく良かったです。最強＋最強。
その最強に勝てるのはもちろんスクレイルガール＋ムーンガール。さすがです。

新鮮なイフ、パラレル作品として面白く読めました。

ジャクソン・ランジング他 (著), コリン・ケリー (著), カルロス・マグノ (イラスト)
征服者カーン



あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

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征服者カーンことナサニエル・リチャーズ。
圧倒的な科学力とタイムトラベルの技術を誇る彼にとっては、時間の流れなどなんの意味も成さず、全ては征服の対象でしかない。
あらゆる時空を縦横無尽に行き来するカーンは、時に無慈悲な征服者として、時には勇敢なヒーローとして、あらゆる時間軸の中でいくつもの人生を生きてきた……
果てのない征服の果てに彼が目にしたものとは!?
2023年2月公開の映画『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア』に登場して話題をさらうこと必至。
噂の大物ヴィランを主役に据えたコミックがベールを脱ぐ!

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■感想
人間らしさをどこに求めるか、の哲学。だと思いました。

MARVEL世界には強者という存在がかなり多いと思います。
サノスしかり、ドゥーム様しかり、アポカリプスしかり。圧倒的なちからを持つ人達。
普通にやってたら絶対勝てないような、そんな存在。

そのなかのひとりに数えられると思わしきカーン。
彼の唯一の弱点が”愛”であることが、大変興味深く感じました。
時間を超越し、どんな時代にも縛られず征服行為を続けるカーン。
けれど愛に縛られている。
彼の持つ人間らしさが、このなかにあるのかな、と。

あとドゥーム様がちゃっかりご登場なさってて大変良かったです。
カーンとも互角以上に渡り合うドゥーム様はやはり素晴らしいです。ドゥーム様バンザイ。

ロバート・モラレス［作］カイル・ベイカー［画］
キャプテン・アメリカ：トゥルース

【電子版】


あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

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歴史の闇に葬り去られた“もう一人の”キャプテン・アメリカの真実を描く衝撃の問題作！

アメリカの正義と栄光の象徴、キャプテン・アメリカ。だが、その栄光の陰で、歴史の闇に消えた一人の黒人兵士の物語があった。

1940年代、アメリカ陸軍省は「超人兵士計画」の名の下に超人血清の開発を進めていた。実験台にされたのは、名もなき黒人兵士たち。仲間たちが次々と命を落とすなか、唯一生き延びたイザイア・ブラッドレーは、仲間のため、そして愛する妻と娘のために戦うことを選ぶ。だが、“黒人の”キャプテン・アメリカは、国家にとって不都合な存在だった……。

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■感想

ヴィレッジブックスさんがアメコミ翻訳から撤退してしまって悲しんでいたところ、ショープロさんがオンライン限定を開始されたようで。ありがたい、ありがたい……。
そんなショープロさんのオンライン限定作品第一弾がこちらです。（紙は一般店舗での流通が無いようですが、電子版はアマゾンからも買えます）

いきなりからメッセージ性が高い。高すぎる。味が濃い。素晴らしい。
限定だから、というわけではないのかもしれませんが、一般娯楽とは少し遠い作品なので限定らしさがありました。

内容は、MCUのドラマでもチラッと登場していた、白人キャップの前に居たという黒人キャップの話。

全力で人種差別を生々しく描いていて、フィクションだとしてもひどい話だと思うと同時、完全にフィクションではないという部分が心にのしかかってきます。
本当にあるんですもんね、こんな恐ろしい差別が。
人を人だと思っていないような所業の数々が主人公達に襲いかかってくるうえに、報われないんですよ。

そんな感じでわりと暗いお話ではあるのですが、読んで損した、とはひとつも思わなかったし、人間について、かなり考えさせられる一冊でした。
みんなが知ってるヒーローの活躍は無いので、MARVELである必要はもしかしたらあまり無いのかもしれません。
MARVELか否かは重要じゃない、それよりも社会派の作品を読みたい。という方におすすめの作品です。

ダン・スロット (著), ジュアン・ボビーロ他 (イラスト)
シーハルク:スーパーヒューマン・ロウ



あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

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ハルク（ブルース・バナー）の従妹ジェニファー・ウォルターズ。 弁護士兼スーパーヒーローとして活躍する彼女は、スーパーパワーを持つ非行少女を監督したり、 宇宙で行われる裁判に参加したり、ヴィランに訴えられたヒーロー仲間を弁護したりと、いつも大忙し。 そんななか、シーハルクに恨みを募らせ、彼女の抹殺を企むスーパーヴィランが動き出していた……。 マーベルが贈るスーパーヒーロー法廷コメディ、待望の第二弾！

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■感想

シーハルク:シングル・グリーン・フィメールからの続きです。

今回は力に翻弄される彼女、という感じでしょうか。
彼女が持つ大きなパワーにより人の助けをすることができる一方、その力のせいで恨みを買って命を狙われることもあり。
しかし、いずれの場合も、力だけでなく頭脳を使って解決に導くところがシーハルクらしいと思いました。

シーハルクの姿なら力も頭脳も両方使えるとはいえ、ジェンの姿だからこそ解決した問題もあったので、やはりどちらの姿も大切。どちらの面もあわせてひとりの人物であると感じた一冊でした。

ジェリー・ダガン (著), マイク・デオダート (イラスト)
インフィニティ・ウォーズ



あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

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手にした者に強大な力を与える「インフィニティ・ストーン」を巡る戦いに、 キャプテン・マーベル、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、ドクター・ストレンジ、ロキ、サノスら人気キャラクターが続々と参戦！ インフィニティ・ストーンに秘められた本当の力とは？ 謎の人物「レクイエム」の正体とは？ そして大いなる戦いの行方は……？ マーベル・ユニバースを揺るがす超大型イベントを見逃すな！

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■感想

インフィニティ・カウントダウンで復活した新たなストーンを巡る物語の本編。
全ての石を手にしたのは「レクイエム」なる人物ですが、ネタバレするとガモーラでした。

ガモーラが新たな宇宙を創造しようとし、その過程で新たなワールドが生成されます。
そのワープワールドでは、まさかの「ふたりがひとつ」状態。
キャップ＋ストレンジ、ムーンナイト＋スパイディなどなど。
トニー＋ソーのネーミングが「アイアンハンマー」なのが面白かったです。ソーの成分ハンマーしか残ってない。
あとゴーストパンサー。ただの黒豹にゴーストライダーが乗ってるだけ……！？

ふたりがひとつになることで、意図せずサノスと同じ（生命を半分にする）という所業を成しているところが、ひとひねりあると思いました。
誰と誰が組み合わさっているのか見るのが楽しかったです。

ロキの活躍によりガモーラは石を失い、アダムが石に意思をあたえて新たな持ち主を石自身で選べるようになって物語はひとまず終了。
新たな持ち主が誰になるのか、気になるところです。