ジョナサン・ヒックマン (著), レイニル・フランシス・ユー他 (イラスト)
X-MEN Vol.3:弔愛あらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
『X・オブ・ソーズ』後の世界。クラコアとアラッコの闘いにより世界は激変し、新たな時代へ突入する。
その矢先、銀河三大帝国のひとつであるシーア帝国が危機に瀕し、彼らに助けを求めてきた。
サイクロップスはこれに応じ、ストームやマーベルガールとともに救援に駆けつける。
一方、ウルヴァリンたちは新たなる勢力チルドレン・オブ・ヴォールトの脅威を判断するため、ヴォールトへの潜入捜査を開始していた。
しかし、ミュータントを滅ぼすとされていた人型兵器ニムロッドが覚醒。ミュータントたちに襲いかかる……。
■感想
X・オブ・ソーズの大型イベントが終わったあとの世界。
いくつかの物語が同時に進行しています。
まず、長いあいだ離れ離れになっていた2つの生きた島、クラコアとアラッコがやっと巡り会えたのに、どうやら不和があるようで……というところで次へ持ち越し。
アラッコにも多くのミュータントが住んでいますが、彼らとは考え方から何から違うので、クラコアのミュータント達とうまくやっていけなさそうな感じです。
次に、
X-MEN Vol.1:黎明X-MEN Vol.2:戦雲 あたりでヴォールトへ潜入した3人(X-23:ウルヴァリン、ダーウィン、シンク)のその後が描かれる。
時間の流れが違うため、彼らはその中で数十年を過ごしたことになります。
流石にそれだけの年月を過ごすと男女の仲が進展したりもするのですが、脱出の際に死亡し、シンク以外の記憶のデータが無いため、彼以外は潜入の前まで記憶が戻る。
覚えているのはシンクだけ、という少しほろ苦い冒険恋愛譚のようになっており、短編として見ても面白いです。
それと最後はパートナーの復活を願うミスティーク。
ハウス・オブ・X/パワーズ・オブ・X から続く彼女の悲願ですが、モイラとアイリーンが出会ってしまうと大変なことになるので、うまく使われるばかりで願いが無碍にされ続け、そろそろ限界の様子です。
ここが次の大きなイベントになりそうです。