ジム・ザブ (著), ジェフリー・“チャンバ"・クルーズ (イラスト)
テック・オン・アベンジャーズあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
マーベル・コミックスと、BANDAI SPIRITSのブランドであるTAMASHII NATIONSによるコラボプロジェクト! アベンジャーズが、サノスのインフィニティ・ストーンを破壊してから1年。 今もなお宇宙に残る、不安定なインフィニティ・ストーンの粒子を利用して、レッドスカルは地球全体にヒーローのパワーを無効化するバリアを展開してしまう。 力を失ったヒーローたちは、トニー・スタークの開発した新たなパワードスーツとその中に秘めた「DHー10」という進化により、反撃を開始するが……? 日本を舞台に展開される、メカニカルなアベンジャーズの活躍を見逃すな!
■感想
制作に日本の方々が多くかかわっているということで、全体的に日本の息吹を感じる作品でした。
コミックとおもちゃのメディア展開商法というのか、日曜の朝にやっていそうな戦隊ものっぽい感じ。
設定はMCU基準となっていて、この他のコミックマーベル作品を知らずとも全然問題なさそうです。
MCUではないですがヴェノムやカーネイジの人気どころを登場させているのも日本の映画ファンおよび、日本のオタク文化が好き、という海外勢向けなのかも。物語の舞台も日本です。
同じメカものだと
アベンジャーズ・メカニカル・ストライクが「細かいことはいいんだよ!」という大味なストーリーだったのに対して、こちらは、よくもわるくもトニーの傲慢さであったり、ティチャラの信念であったりという個々のキャラクター像(これも映画基準に近い)にも焦点があてられ、やや大人向け。
ストーリーのほか、メカのデザインやおもちゃの値段的にも、子供向けというよりはわりと大人向け。少なくとも中高生以上をターゲットにしていそうです。
コミックとして楽しむというよりは、映画やフィギュア含めたMCUの世界観のひとつとして、全体を楽しむ。というような層に向けられていそうな印象でした。