ジーン・ルエン・ヤン (著), ダイク・ルアン (イラスト), フィリップ・タン (イラスト)
シャン・チー:ブラザーズ・アンド・シスターズあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
シャン・チーは生まれた時から、父であるゼン・ズーと、彼がリーダーを務める犯罪組織、ファイブ・ウエポンズ・ソサエティに仕えるために訓練を受けてきた。 ゼン・ズーの死後は組織の魔の手から逃れていた彼だったが、ある日、謎の刺客の襲撃を受ける。 刺客を放ったのは、ファイブ・ウエポンズ・ソサエティの新たなリーダーにして、シャン・チーの生き別れた妹、シスター・ハンマーであった……。
■感想面白い。けれどもはや別世界。
アベンジャーズ:アベンジャーズ・ワールド等で多少の登場はしつつ、しっかりと日本であまり活躍を見ることが無かったシャンチー。
映画の公開に先駆け単独翻訳が登場です。
世界観はすごく素敵で良いです。星屑が流れる傷跡とか神秘的で美しくてすごくツボです。
アジアンカンフーなテイストのアクションかっこいいし、マスターダガーはめちゃ可愛いです。
しかし、独自の世界で閉められすぎていて、「マーベル世界」とのつながりは見えず。これはこれで完成形として面白いので良いのですが、ストーリーも「身内の人たちで争ってる」という感じでわりとこじんまりしています。
良くも悪くも、広いマーベル世界のなかの一部の切り取り、部族間抗争です。
マーベル世界に詳しくなくてもこれ1冊で楽しめるので、アジアンカンフーテイストのアクションが読みたい方にはおすすめ。
これはこれ単品として楽しむ前提で読むと良いかもしれません。