ニック・スペンサー (著), アンドレア・ソレンティーノ (イラスト), レイニル・ユー (イラスト)
シークレット・エンパイア2あらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
驚愕のクロスオーバー大作、ついに完結! アメリカはハイドラの戦士として生まれ変わったキャプテン・アメリカを総統とするハイドラの手に落ち、残されたヒーロー達は地下に潜った。トニー・スタークのAIに率いられた彼らは、逆転の鍵となるコズミック・キューブの破片を探し求めるが…
コミックスシーンの話題を独占したクロスオーバー大作完結編!
■感想
シークレット・エンパイア1からの続きです。
実はこれ最初、間違えて2巻から読んでしまってて、半分くらいまで読んでからでやっと気づくという……。「なんかわからん感じで始まってだんだん明かされていく」とか「未翻訳エピソードがあるから始まりが唐突に見えてしまう」とかよくあるから、今回もそういう感じなのかと、わからないまま半分くらい読んでしまった……。
アメコミあるあるじゃないですかこれ??
1巻を読んでからもう一度2巻を読んだらちゃんとがっつり意味わかりました。
そんな2巻の感想です!
まずはやはり、ハルクが出たときのシング! カッコ良かったです。ただドアを開けるだけの人じゃなかった……。
FF自体の翻訳はあまり多くないですが、シングはいつもまっすぐで純粋なヒーローってイメージです。優しい力持ちって感じ。
あとマグナス。登場は1コマですがその1コマがカッコ良すぎて……絵になりすぎる男……。インスタ映え……。(好きの贔屓目が多分に含まれます)
そして中盤以降の展開がもう最高!
この、めちゃくちゃにも思える強引な解決策こそクロスオーバーの醍醐味って感じ。
途中で設定変わってるのとか、せっかく
シークレット・ウォーズで収束した並行世界がまた増えてるとか、そういうことが全部どうでも良くなっちゃうようなパワー解決よ! 細けえこたぁいいんだよ!
まさかマーベル世界で元気玉を見れるとは思わなかったよ……!!(成功とは言い難いかもですが)あとやっぱりデップーがサラッと裏切ってたの良かったです。そーいうとこ好き。
今作はテーマ的に政治色が強く、エピローグでもバリバリにそーゆー感じなので好みが分かれそうなところです。
そういうことを気にせず、フィクションとしてストーリーを楽しみたい方は、あまり事前情報を入れずに、解説書も本編を読み終わってから目を通したほうが良いかもしれません。