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キャプテンヴェノネイジィ

翻訳アメコミ(主にマーベル)のレビュー・感想を置くところ。オタクが奇妙なテンションで推しを語ったりするよ! ていうかそれしかしてない! 絶版モノも扱ってます。ネタバレがめっちゃあるのでお気をつけください。

キャプテン・マーベル

ケリー・スー・デコニック (著), デクスター・ソイ (イラスト), エマ・リオス (イラスト),
キャプテン・マーベル



あらすじ引用(引用元:上記リンクのアマゾンページより)



キャロル・ダンバースが新たなキャプテン・マーベルとして帰ってきた!亡き先人の遺志を継ぎ、その名の恥じぬ活躍を見せるために。

だが、彼女はキャプテン・マーベルの称号を受け継ぐことに戸惑いを感じていた。そこには、初代キャプテン・マーベルで知られる偉大なクリー人戦士マー=ベルからその名を奪ってしまうという罪悪感や、彼女の進路を決定づけた憧れの女性パイロットで、火災事故で亡くなったヘレン・コブへの未練など様々な思いが入り交じっていた。

ヘレンを弔った後、キャロルが彼女の飛行機を操縦していると、時空を超えるという不可思議なことが起こった。過去に遡ったキャロルは、歴史を改変しかねない波乱に巻き込まれ、謎の巨大兵器と戦い、そして、ついには若き日のヘレンと対面することになるのだが…。巻末では誕生からミズ・マーベルを経て現在に至る、キャロル・ダンバースの歴史を大紹介!




***

■感想

「Ms.マーベル」から「キャプテン・マーベル」へ。

キャプテン・マーベルの称号を引き継ぐにあたり、心の迷いがあったキャロルが、タイムトラベルを通して自分を見つめ直す話。

Ms.マーベル:シビル・ウォーでも「迷いを乗り越える」という姿を見ましたが、今回もまた別の迷いを乗り越えるキャロルでした。

軍のなかで女性であること。
一般社会のなかでスーパーパワーを持っていること。
など、これまで自分が身をおいていた場所でマイノリティであることを感じていたっぽいキャロル。
タイムトラベルをした先で、「普通」になれるチャンスはあったけれど、あえてそれをふいにすることを選び、さらに、憧れていた人と対決し、過去の未練を断ち切ることによって「自分は自分」という考えを確立する。

強くありたいけど思うように心がついていかないのかな? という感じで、キャロルの繊細さを感じました。(見方によっては贅沢な悩みかもしれないとも思った)

今回、「女性の権利」が深く物語に絡んでいて、マーベル(会社の)におけるフェミニズムを象徴したキャラクターがキャロルなのかなという印象が強まりました。

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Dr・ドゥーム、シンビオート、ケーブル、ロケット、デップー、スパイディあたりが特に推しです。アイアンマン、タスクマスター、マグニートー、ナイトクローラーもちょろちょろと追いかけてます。

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