G・ウィロー・ウィルソン (著), エイドリアン・アルフォナ (イラスト),
Ms.マーベル:もうフツーじゃないのあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
マーベル期待の新星ついに登場!
『インフィニティ』の戦いのさなかに炸裂した「テリジェン・ボム」は、超人類インヒューマンズの遺伝子を持つ人間を超人へと変えた!
ジャージーシティに住む16歳のムスリムの少女、カマラ・カーンもその一人。
家族や友人、周囲との関わり方に悩む一方で、二次創作まで手がけるヒーローオタクでもある彼女は、偶然手に入れたこの力とどう向き合っていくのか?
新世代のヒロインとして注目を集めるMs.マーベルのデビュー作にして、ヒューゴー賞を受賞した傑作がついに登場!
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■感想ムスリムってこんな感じなんだ!インフィニティシリーズにて、インヒューマンズの王ブラックボルトがテリジェンミストを世界中にばらまきました。それによって特殊な能力を得たムスリム系女子高生、カマラ・カーンが本作の主人公。
ページをひらくと1ページ目からいきなり「匂いだけでも……」とベーコンの匂いを嗅ぐカマラ。なるほど、ムスリムって豚のお肉食べちゃだめなんですもんね!
かわりに人工ベーコンなる食べ物があるのか……!
コミックとして多少の脚色などはあるでしょうが、リアルなムスリムの人の生活が描かれていて、あまり意識したことのなかった文化の違いがすごく面白くて勉強になります。
厳しい両親の元で送るムスリムの女子高生としての生活と、スーパーヒーローとしての生活。
ふたつの生活を掛け持ちすることの大変さなどはスパイディに近いかも。
でも悲壮感あふれる感じではなく、「他の子はパーティとか出てるのに!」って、厳しい家庭の女子高生らしい憤りで反抗してみたり、「憧れのヒーローみたいな力を得たんだから、人を助けなきゃ!」ってすっごく前向きなところが、嫌味がなくて良いです。カマラカワイイ。
スーパーパワーを得たばかりのカマラが救うのは世界ではなく、まずは身近な友達。
どこか優しさが滲んでいる世界観で、ほっこりする。
アートも絵本のような可愛さで、女性が読んでもハマれるんじゃないかなぁ。
柔らかい色使いがいいですよね。
(画像は引用です。引用元:G・ウィロー・ウィルソン (著), エイドリアン・アルフォナ (イラスト),
Ms.マーベル:もうフツーじゃないのより)
敵もめっちゃかわいくね?鳥さんじゃん。
(画像は引用です。引用元:G・ウィロー・ウィルソン (著), エイドリアン・アルフォナ (イラスト),
Ms.マーベル:もうフツーじゃないのより)