ジェイソン・アーロン (著), マーク・ウェイド (著), エド・ブルベイカー (著), マイク・デオダード (イラスト), ジム・チェン (イラスト), パコ・メディナ (イラスト), ハビエル・プリード (イラスト),
オリジナル・シンあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
ウォッチャーを殺したのは誰なのか!? 大型クロスオーバーここに登場!
宇宙のあらゆる出来事を観察し、その目に焼きつけてきた静かなる観察者ウォッチャー。
月面の居城から地球を見つめ続けてきた彼が殺害される事件が発生した。
人智を超えた全能者である彼を殺害したのは誰なのか? その動機は?
真相究明に乗り出したヒーロー達を待っていたのは、自らが封印してきた「罪」の数々だった……。
マーベルユニバースの暗部を暴く問題作、ついに登場!
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■感想ウォッチャーが見続ける理由、そして、世代交代。プロローグのウォッチャーとノヴァの友情がカワイイ。
プロローグがこの話のメインというわけではないのですが、ノヴァが、自分の前から姿を消してしまった父親のかわりにウォッチャーに悩みを相談したり、訪問の手土産に月の石をプレゼントするのがすごくほんわかした。そんなノヴァを気にかけるそぶりをみせるウォッチャーも心あたたまるし、ふたりのやりとりがめちゃくちゃ可愛かった!
そうして親近感を抱いた矢先、ウォッチャーが殺されてしまう……。彼を殺したのは誰なのか。その目的は?
ということで、捜査すべく数人のヒーローが招集されたわけですが、この宇宙的危機に`超人ヒーローに 混ざって、パニッシャーやムーンナイトなどの普通の人が選ばれているのが面白い。
終盤に明かされる「見えざるもの」の存在や、ウォッチャーの世代交代劇。めちゃくちゃ引き込まれるドラマ仕立てでめちゃくちゃおもしろかった! 犯人や目的が解決したあとも、誰が役目を継ぐのかというのが気になって最後まで一気に読めてしまった。
フューリーがかっこよすぎる!
タイインが解説でさらっと紹介されていますが、翻訳されていないのがもったいない。
翻訳が出版されているのはデッドプールVol.6だけ。個人的にはぜひ、キャップのとドゥーム様のが欲しい……!!