ジェリー・ダガン (著), ブライアン・ポゼーン (著), スコット・コブリッシュ他 (イラスト)
デッドプールVol.3:グッド・バッド・アンド・アグリーあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
極東アジアの某国で進む極秘の実験。それは、人間を兵器化するための非道な人体実験だった。デッドプールが、キャプテン・アメリカ、ウルヴァリンと共闘し、その強大な陰謀に立ち向かう。「マーベル・ナウ! 」シリーズのデッドプール第3巻は、シリアスなドラマとド派手なアクションが絡み合う必見の一作!
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■感想シリアスぶっちぎった……。デッドプールVol.2までのノリはどこへやら、今巻はごりっごりにシリアスぶっちぎり。
一話目は70年代コミックのパロディ。アフロ時代のルークとアイアンフィストのヒーローズフォーハイヤーにデップーがお邪魔します。
話の流れでゲストの女性キャラとデップーが大人な関係になるシーンがあるのですが……
(画像は引用です。引用元:ジェリー・ダガン (著), ブライアン・ポゼーン (著), スコット・コブリッシュ他 (イラスト)
デッドプールVol.3:グッド・バッド・アンド・アグリーより)
こ、この絵面、どっかで見たことある……!
これアレだ、ニック・フューリー、エージェント・オブ・シールドで「セクシーすぎるからだめ」って修正いれられたシーンのパロだ!!! (画像は引用です。引用元:
ジム・ステランコ スタン・リー ジャック・カービーニック・フューリー、エージェント・オブ・シールドより)
なんちゅう細かいネタを笑
解説でも特に言及されてないので見逃すところだったよ!
このあたりはまだまだ明るいノリではちゃめちゃ。笑いながら読んでいたのですけど……。
その後、謎の組織にデップーが拉致される。
その組織は北朝鮮でウェポン計画に似た実験をしている組織。
そしてその責任者とウェイドの因縁、ウェイドの過去が明らかになる……。という後半部分が全力でシリアス。
Xメンの遺伝子とウェイドの遺伝子をかけ合わせてつくられた人造ミュータントと遭遇するも、人造ミュータントはみんなウェイドと同じく皮膚グズグズの醜い見た目で、モルモット扱いを受けている。
ウェイド救出に来たウルヴィとキャップと協力して、ミュータントの脱出に力を貸そうとするも、囚われていた彼らの家族が皆殺しの目に合い……という時点でじゅうぶんシリアスではあるのですがなんとさらに、
「前半の古いコミック時代に抱いた女性が子供を産んでいて、その女性と実子まで捕虜になってて、死んだ」ということが判明してシリアスウウウウウウウウウウッ!!
さすがにデップーも調子よくギャグを言う気になれなかったようで、後半はもう笑うところ一切無しで真顔で読んだ……。
(ファストボールスペシャル失敗はちょっとおもしろかったけど)
ウェイドの記憶が曖昧なのはなぜか、っていう設定は、過去にも「記憶を司る部分の脳細胞がヒーリングファクターで再生し続けるから」という理由がついてたことがあったように思うのですが、今回は「この実験で記憶操作をされていた」という設定に変更。
(ウルヴィのウェポンXと同じく)
プレストンの語りかけがすごくデップーに優しくて、彼女が脳内に居ない状態だったらいったいどう乗り越えたんだろう、と思いました。
居てくれてよかった。
なお肉体はまだ見つかってない模様笑次→
デッドプール Vol.4:デッドプール VS. シールド