ブライアン・マイケル・ベンディス (著), クリス・バチャロ (イラスト), マイク・デオダート (イラスト)
ダークアベンジャーズ:シージあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
ダークアベンジャーズ崩壊!
最後の戦いの中、ついに明かされるセントリーの真実とは?
アスガルド侵攻に踏み切ったノーマン・オズボーン。その決意の裏で繰り広げられたドラマの数々が今、明らかになる。
ダークアベンジャーズと袂を分かったマーベルボーイの行方は? 敢え無く敗北したダークアベンジャーズの面々を待つ処遇とは? そして、全ての鍵を握る存在であるセントリーの知られざるオリジンとは?
全ての謎に答えが出る、シリーズ最終巻登場!
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■感想セントリーしんどい……。ニューアベンジャーズシリーズで登場し、トリッキーな動きをみせていたセントリー。
シージ本編で謎のままだった彼の本当のことがついに明かされる……。
いやぁ、良いですねセントリー。うまいこと言えないんですけどこの不協和音感が最高に心地よい。
精神が不安定なヒーローと言えばデッドプールやトニー、ムーンナイトを筆頭にたくさん……というか、
もうむしろ安定してるヒーローのほうが少ないんじゃないか? っていうくらい、大なり小なりみんな何かしら抱えているわけですが、このセントリーも例に漏れず精神障害でヤク中。
そのうえで、神レベルのヤバイちからを持ってる。っていうところがすごく危険な感じがして……良いですね。心惹かれますね……。
セントリーに対する妻の気持ちや、ノーマンの立ち振舞い、ブルズアイの行動など、何もかもがセントリーの望みと噛み合わない、歯車の狂っている展開がしんどい(好き)。
不安定で薄暗い世界観が見えるストーリーで面白かったです!
ダークアベンジャーズ結成早々に離脱したノォ・ヴァアのその後も収録。これは普通に爽やかな話で良かった。生きる目的を見つけた若者はとてもかっこいいぞ!