エド・ブルベイカー (著), ブライアン・ヒッチ (イラスト)
キャプテン・アメリカ:リボーンあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
キャプテン・アメリカ、ついに復活!
人間の自由を謳った合衆国建国の理念に忠実であろうと反逆者の汚名を着てまでも超人登録法に反対し続け、シビル・ウォーの果てに散った稀代の英雄キャプテン・アメリカ。
彼を死に追いやったのは、長年の宿敵であるレッドスカルであり、その魔手に操られて手を下したのは、キャプテンが愛したシャロン・カーターだった。
陰謀は明るみに出、シャロンは救出され、キャプテン・アメリカの名と使命は、かつての相棒であるバッキー・バーンズが継いだ。
こうして一連の事件は幕を閉じた。
そう、そのはずだった。今、この時までは……。
話題作『デス・オブ・キャプテン・アメリカ』のその後を描く注目作が、ついに登場!
我らが英雄の復活は如何に果たされるのか、見届けよ!
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■感想デス・オブ・キャプテン・アメリカ:デス・オブ・ドリームで死んでしまったキャップですが、ついに復活です。
「どうせ復活するんだろ」というのが大半の読者の意見だったようで、復活することに驚きをもたせようとはしていなかったようです。
そのせいか、話の流れとしては、実は死んでなくてスカルのせいで時空の狭間に閉じ込められていたキャップが、自分の過去を何度も繰り返していて、
そのあいだに外ではファルコンやバッキーなどキャップ周りの人物がスカルの陰謀からキャップを救い出そうとして、という、特に変哲のないよくあるパターンな感じ。
キャップの誕生~インベーダーズ~氷漬け~アベンジャーズ くらいまでの
キャップの過去の回想みたいなのは、正直もう、いろんなところでやりすぎなので見飽きた感が無くはないです。語りの視点が違うとはいえ、つい一冊前の
キャプテン・アメリカ:ロード・トゥ・リボーン でもやったばかりじゃないの!笑
それでも、なんだかんだ言って、キャップが復活して盾を掲げたシーンは胸が熱くなっちゃったんですがね!で、その分、復活について何に注力したかというと、解説によれば「タイミング」だそうで。
トニー失脚で不在、ノーマンが台頭している今、ここでキャップが復活することによって、ヒーロー達の反撃がはじまるぞ! という感じでしょうか。
それを考えると、ワクワクせざるをえない。
過去を繰り返すなかで、ヴィジョンに伝言を残すシーンが好き。見飽きたはずの回想がちょっと新鮮に思えるギミックでした。
キャップ復活おめでとう!!