エド・ブルベイカー (著), ロジャー・スターン (著), マーク・ウェイド (著), ポール・ディニ (著), マルコス・マーチン (イラスト), ルーク・ロス (イラスト), フレッド・ヘンベック (イラスト)
キャプテン・アメリカ:ロード・トゥ・リボーン あらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
アメリカ初の超人兵士にして、第二次大戦の生ける伝説、キャプテン・アメリカ。
市民の自由を侵す超人登録法に反対し続けた彼は、合衆国政府によって反逆者の烙印を押された末、凶弾に倒れた。
英雄の中の英雄の死は敵味方を問わず、あらゆる人々の心を揺るがした。
彼への愛情を、友情を改めて確かめる者もいれば、憎しみを新たにする者も。
だが、その反応はどうであれ、キャプテン・アメリカの死は、全ての人々の脳裏に深く、深く刻まれる事となった。
それから1年……。
キャプテン・アメリカの名は、かつての相棒であるウィンターソルジャーに引き継がれ、友も敵も、彼のいない世界をようやく受け入れようとしていた。だが、その時……。
稀代の英雄の死を描き大きな話題を呼んだ『デス・オブ・キャプテン・アメリカ』の続編がついに登場!
記念の#600に加え、大ベテランのジーン・コーラン、アレックス・ロス、フレッド・ヘンベックらも参加し、キャプテン・アメリカ誕生以来の歴史を俯瞰した特別号!
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■感想初心者からマニアまで満足なキャップのファンブック!キャップの死から月日がたち、彼を追悼する……という名目で、キャップの活躍を振り返ったり、彼と関係のあったキャラクターを描いた一冊。
コミックの中の世界での追悼と、現実の追悼がごちゃまぜになって、まるで自分もキャップを偲ぶひとりになったようです。
作中では、おなじみバッキーやファルコン、アベンジャーズの面々やフューリー、シャロンの他に、ヒーローではない一般のキャラクターが思い出を語る。
現実では、キャップ作品に携わったライターやペンシラーがインタビューなどでキャップについて語る。
という構成で、キャップの初登場から死までのエピソードが流れていく。
全てを作中で細かく描写ができない分、解説書で補足されており、この一冊と解説を隅々まで読めば、おおまかにキャップの人生を把握できます。
もちろん詳細な出来事が知りたければコミックを読むしか無いのですが、キャップの翻訳本は以外と少ないので、この一冊は、
翻訳本のみの読者にとっては貴重な資料ともなるファンブックです。ストーリーはあってないようなものなので、物語としての面白さはそんなに無いので、キャップファン以外にはあまり楽しくは無いかもしれない、とはいえ、
キャップ復活の予兆が組み込まれているのは見どころです!