ダン・アブネット (著), アンディ・ラニング (著), ポール・ペレティエ (イラスト)
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:レガシーあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
ガーディアンズ、ここに誕生!
かつてアベンジャースを苦しめた強敵ウルトロンを新たなリーダーに据えた機械生命体ファランクス。
彼らの銀河征服の野望は、思わぬ運命の糸で縁もゆかりもない者達を結びつけた。
混乱の痛手からまだ立ち直れない銀河を支える彼らの名は……彼らの名は……
まだない。
スターロード、ガモーラ、ドラックス、ロケット・ラクーン&グルート…
新作映画で話題のガーディアンズの誕生秘話がここに明かされる!
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■感想続きが……欲しい!新生ガーディアンズ結成の話なのですが、結成の経緯に直前のイベントが深く絡んでいるため、「途中から」感がいなめない。
「これまでのあらすじ」みたいなものでざっくりとそのときの状況の解説はあれど、各キャラがもともと別々の作品出身のため、キャラクターを知っていないとややわかりにくいかも。
それに加え、
最終話でキャラ同士が「一緒にはやってられない」と散り散りになるところで終わってしまっているので、後味もあまり良くないというか続きが気になる。ひとつの事件にあたるにも、みんなが協力して戦略をたてて、というよりは、それぞれ「俺は俺のやりたいようにやる!」という感じでバラバラにことにあたり、結果的にそれがうまいこといってるという部分のギミックの面白さはあります。
キャラクターがそれぞれ立っていて、自分勝手に動き回るのがむしろ持ち味みたいな感じ。シークレット・インベージョン周辺の話かつタイインも収録されているので、あるいみシークレットインベージョンの副読本的な扱いと思えばなんとか……??
(そのせいで、もともと仲があまりよくないキャラ同士がさらに疑心暗鬼に陥っているのですが)
氷山から発掘されたメジャービクトリーなど大きな伏線も謎のまま終わっていて、「こうやって集まったよ」ということが分かるだけの一冊になっている印象なので、できれば続刊で、彼らの絆が深まっていく様子や、仲間としての活躍、謎が解決されていく様子がもっと見たいなぁというのが正直な感想です。
好きなキャラがいる人やシークレットインベージョンのイベントが好きな人は購入しても損は無いかも。
ロケットは相変わらず可愛いです!