マイケル・ゲイドス (著), デビッド・マック (著), ジム・チャン (著), ビリー・タン (著), ブライアン・マイケル・ベンディス (著)
ニューアベンジャーズ:シークレット・インベージョンあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
ニューアベンジャーズ・シリーズ最新作!
世界を揺るがせた異星人スクラルの密かなる侵略、シークレット・インベージョン。
Mr.ファンタスティック、アイアンマンら、イルミナティとスクラルの邂逅が全ての振り出しだったのか?
アベンジャーズの崩壊とニューアベンジャーズの誕生。そして、ハウス・オブ・M、シビル・ウォー。
様々な事件の裏に隠されたスクラルの歴史が、今ついに明らかになる!
クロスオーバー大作『シークレット・インベージョン』の裏側で繰り広げられた、知られざる物語全10編を一挙収録!
今、大いなる侵略の真実が明らかになる!
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■感想シークレット・インベージョンのタイインその1。
スクラル視点の話が多い。
彼らがなぜ地球にこだわるのか。どのようにして入れ替わっていったか。入れ替わったあとの苦労など、もうひとつの視点で見るシークレット・インベージョンという感じ。
ニューアベンジャーズ:イルミナティでの一話で、イルミナティの面々のサンプルを手に入れたスクラル達はクローンを量産して地球のことを知ろうと目論見る。
失敗すると容赦なくぶち殺すのが良いですね……。地球人(主にリード)に恨みがあるからっていうのと、どうせクローンだからっていう、命なんかどうでもいい感がすごい。
スクラルが地球人に感知されないように変身するための技術を模索するなかで、リードのクローンにそれを考えさせるのが面白い。
拷問では絶対に吐かないからと、妻と子に化けて騙し、自らすすんで発明するように仕向け、完成した瞬間に用済みとばかりに撃ち殺すの容赦なさすぎ……。ニューアベンジャーズ:ブレイクアウトをはじめとして、伏線がしこまれた各シーンを再現しながら、本編で描かれなかった部分が補完されていく。
これ読んだあとそれぞれもう一度読みたくなる……! さすがシナリオがほぼひとりで手がけられただけあって、奥深いです。
分業だとこのすり合わせ大変だもんなぁ……。
正直、読まなくても
シークレット・インベージョン自体は楽しかったし、補足シナリオはシリアスばかりでしんどかったけど、理解は深まったので良しとしよう。