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ストレンジ・アカデミー4：ファイナルズ

ストレンジ・アカデミー4：ファイナルズ

■感想
ストレンジ・アカデミー1:ファースト・クラス
 ストレンジ・アカデミー2:ブライト・サイド
 ストレンジ・アカデミー3:ウィッシュクラフト　
から続くシリーズの区切り。シーズン１終章です。

この終わりは予想していなかった……。

王道展開のさわやかな学園もので、生徒たちがドタバタに巻き込まれながらも
ワチャワチャ成長するハッピーエンド……だと思っていたら。

可愛かった恋人たちは決別し行方知れずになり、大切な仲間のひとりは命を落としてしまった。
こんなに切ない終わりがあるでしょうか。

魔法を扱う学校の話ではあれど、
世の中物語のように都合よくはいかないという、ある意味とても現実的な話なのかもしれません。

終わりこそビターではあるものの、
アートはポップで可愛く、物語も日本人ウケしそうで非常におもしろいシリーズで、おすすめです。

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デアデビル：ノー・デビルズ、オンリー・ゴッド

デアデビル：ノー・デビルズ、オンリー・ゴッド

■感想
デアデビル:ノウ・フィアーでデアデビルを引退したあとの話です。

最初は、重責から解き放たれてすっきりとした心持ちのマット。
新しい仕事、新しい恋、普通の人生。
そんな生活を営もうとしていたけれど、人間である以上、どこかしら過去というものはつきまといます。

居なくなったデアデビルのかわりに一般人が自警団をはじめたり
自分が誤って殺してしまった人物の弟と対面することになったり
デアデビルとして過ごした日々の面影に直面し、マットは再び迷い始めます。
今のままで良いのだろうか、と。

結局犯罪を見過ごせず中途半端な活動に戻りかけて……というところで終わってしまいました。
続刊があれば、完全復活までの道が描かれるのかなと思います。

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ストレンジ・アカデミー3:ウィッシュクラフト

スコッティ・ヤング (著), ハンベルト・ラモス (イラスト)
ストレンジ・アカデミー3:ウィッシュクラフト

あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

勉強に恋にケンカにと、忙しい日々を過ごすストレンジ・アカデミーの生徒たち。
そんな彼/彼女らが待ちに待ったダンスパーティーの夜がやってきた!
子供たちは思い思いにオシャレをしたり、意中の相手をダンスに誘ったりと、すっかりお祭りムードだったが、
とある生徒の中に暗黒の魔力が芽吹き始めていることには、誰も気づいていなかった……。
その一方で、学校に馴染めない孤独な少年カルヴィンは、とある《願い事》を叶えるために《お願い屋》を訪ねる。
そこで彼を待っていたのは恐るべき誘惑であった……生徒たちの運命やいかに!?

■感想
ストレンジ・アカデミー1:ファースト・クラス
ストレンジ・アカデミー2:ブライト・サイド
から続く第三巻。

ストレンジが過去に捉えた者達を地下に囚えていたことから波乱が起きていたことが発覚し、主人公が闇落ちします。

学園モノの作品らしく、反発する若者VS大人の構図になって、非常に盛り上がってまいりました。
気になるのは、ひとりで別勢力に居るカルヴィンです。
彼がついていった先は学園に敵対する者となりますが、彼が戻ったときに若者組につくのか、何らかの感情の変化で大人側につくのか。行動に注目したいところです。

もう一つの軸となるのはドイルと主人公の恋愛模様。
最後にはふたりの愛で万事解決……になってほしいと思いますがはたして。

ここまでの流れは王道の青春物語なので、そのままの路線でいけば結末もさわやかなものになる、と期待して続刊を待ちたいです。

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ミズ・マーベル:チーム・アップ

イブ・ユーイング (著), クリント・マッケルロイ (著), ジョーイ・バスケス (イラスト), イグ・グアラ (イラスト)
ミズ・マーベル:チーム・アップ

あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

ミズ・マーベルが二人のヒーローとチームアップ! まず相棒に選ばれたのはスパイダーマン!
ロサリオ博士が開発した新装置“ポリー”が原因でなんと二人の精神が入れ替わってしまう。
そしてその装置を狙う悪党ジャッカルに、慣れない体で彼らはどう立ち向かうのか?
続いてチームアップするのはキャプテン・マーベルのキャロル・ダンバース。
初代キャプテン・マーベルことマー=ベルの出現により、彼女たちは彼の“復讐計画”に関わることになるが……
若きヒーロー、ミズ・マーベルはチームアップして勝利をつかむことができるのか!?

■感想
「私達、入れ替わってる！？」の王道展開をスパイディとミズ・マーベルでやってみた、の前半。
人気の展開のため、よくあるシチュエーションですが、人気があるのはなぜかと考えるとやっぱり面白いから。だと思います。
いろんなキャラクターの「入れ替わってる」が見れると面白い。もちろんピーターとカマラちゃんのパターンも面白かったです。

大人と子供のそれぞれの立場。最初はお互いに憧れがあったけれど、いざやってみると「もういい、元の自分が一番」になるところまで含めてのお約束。
サクッと楽しめてよかったです。

後半はカマラちゃんとキャロルのチームアップ。
クリーと人種についてのややシリアスを含んだお話でした。

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デアデビル:ノウ・フィアー

チップ・ズダースキー (著), マルコ・チェチェット (イラスト)
デアデビル:ノウ・フィアー

あらすじ引用（引用元：上記リンクページより）

“恐れ知らずの男”デアデビルことマット・マードックがヘルズキッチンに帰ってきた!
大怪我から回復し、街にはびこる犯罪者たちに警告するため、再びヘルズキッチンに舞い戻ったデアデビル。
だが、まだ完全には能力が戻りきっておらず、いつもなら簡単に倒せるはずの強盗相手にも苦戦してしまう。
なんとかその場を切り抜けたマットだったが、後日、衝撃的なニュースが街を駆け巡った。強盗のうちの一人が死亡し、殺害の犯人はデアデビルだというのだ!
はたしてデアデビルは自らの汚名を晴らすことができるのか!?

■感想
悪人は裁けども、それは法によって。決して命で償わせることを良しとはしていない。

……はずだったマット。
が、誤って人の命を詰んでしまう。
認めたくないと足掻く姿がとても悲痛でした。

彼に味方する周囲の人の声も届かず、彼を糾弾する声や失望する声もあり。
結局最後は、欲しかった言葉を他人からもらうことで納得をして、マットはデアデビルであることをやめてしまうというなんとも切ない終わり方でした。

彼が心身ともに復活する日が見えないまま終わってしまったので、続刊で復活の道が描かれると良いなと思います。

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