■Xーmen 13概要
小学館プロダクションから刊行されたマーブルスーパーコミックスシリーズのXメンです。全17巻。
Xメン#1から収録されているものの、91年版の新しいほうのXメンなので、作中時系列的にはX-MEN:アンキャニィ・ジェネシスやX-MEN:デイズ・オブ・フューチャーパストのほうが古いです。
収録順がめちゃくちゃややこしくて、時系列順に読むなら
4巻後半~5~10→1~3→4巻前半→11~17の順番で読むのが良いのですが、じゃっかん収録に抜けがあったりして……ややこしい。
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■感想甘えん坊ストライフ君の、遅れてきた思春期。結局黒幕はストライフ君でした(ででーん!)。アポカリプスすらも、彼の手の上で踊らされておったのです。
共通の敵ストライフを倒すためには協力するしかねえ、ということでアポカリプスに協力を仰ぎ、教授を救ってもらいます。
心配事がひとつ消えたXメン達は、ストライフの居城、月へ向かうことに。
一方、シニスターにさらわれたジーン&スコットはアポカリプスに引き渡され、幽閉されているのですが……。ストライフの目的って結局
「おかーちゃんとおとーちゃんが構ってくれなかったからボクチン寂しかったんだよ!」のアピールなんですよな。
スコットに離乳食食わせようとするストライフのヤバみ笑「赤ちゃんのあやし方ってこれで良いのかなあ!? やってもらったことないからわかんないよ!」ってすげー嫌味だなw
見た目いかついオッサンで精神がアカチャンなストライフ君、個性的すぎると思うの。
■Xーmen 14***
■感想同じ顔をしているのにこうも違うのはなぜなのか。ストライフとの最終決戦。
最終的にケーブルがストライフもろとも自爆するのですが……同じ顔をして同じ未来から来た二人の男が、かたや「僕ちゃんが辛い生活だったのはみんなのせい! パパとママのせい! アポカリプスのせい! みんなお前らのせい!」って大暴れするのに対し、もう片方は「こいつは俺が終わらせねえと」って命かけて……うーんこの……どうしてここまで差がついちゃたんですかねえ。
しかもストライフは五体満足でミュータント能力もSUGOIんですよ。ケーブルなんて機械化進行止めるために能力使ってっから訓練積んだ強い人でしか無いのに……。
いや、その訓練か? 訓練で精神も鍛えられたのか?
エクシキューショナーズソングはとにかくケーブルがかっこいい編でした。
処刑人の歌、の処刑人は、ストライフ(だと思う)……なんですけど、
実はウォーレンも作中でアポカリプスに「お前こそが…強者であり…処刑人であり…生き延びる者なのだ」って言われてたので、そっちの意味もあるのかな。
アポカリプス&ウォーレンの関係にも一段落ついたぽい?
あと巻末に、ストライフが残した秘密データを見る教授が載ってたんですが、教授ったらサイクとジーンが来たときに「
このデータを見せるべきかどうか」って考えたあげく、結局見せずに削除してやがんの!この人、すぐそういうことするよね!?笑(関連:
X-MEN:デッドリー・ジェネシスとか)
■Xーmen 15***
■感想フェイタルアトラクション編プロローグ巻。物語は前巻からちょっと飛んで、コロッサスの妹イリアナが病気におかされているところからスタートです。
冒頭に「これまでのあらすじ」があるのでおおむねの事情はそこで把握できます。
アンキャニィXメンはイリアナの死が、ジュビリーを通して描かれる一話、しんどい……。
ジュビリーもまだまだ子どもで、そんな彼女が「敵を倒すのは楽勝だと思ってたけど、たった一人の女の子も救えないなんて」と悩むのが、なんとも……。
そんなジュビリーを抱きしめて「人は独りで生まれて独りで死ぬ。だから生きている間は手を取り合うのよ」と言うジーン。
なんかもう、明らかに
「オラ! 良いセリフだろ! 感動しろよ!」っと言っているかのようなものなのですが、それを分かっていてもジーンとしてしまって(ジーンのセリフだけに)印象に残る話だった……。ちなみにこの病気はストライフが残したウィルス。
とんでもねえ最後っ屁。直接ウィルスをまく描写はないのですが、前巻にそれを示唆するシーンが。
(この件についてはマーヴルクロス1の”教えてウォッチャー”のコーナーにも回答がありました)(関連:
Marvel X 1、2,3)
Xファクターは、1巻で死んだ(と思われている)マグナスの跡継ぎとしてピエトロを担ごうとする新生アコライツの話。
Xフォースは、
ケーブルが帰ってきた!前巻でストライフと一緒に次元の彼方へ消えてしまったケーブルがあっさり帰ってきました(ヤッター!)
ケーブルという指導者を失ったXフォースのメンバーを、マグナスが勧誘
(こっちもあっさり再登場)するも、失敗。
ケーブルとXフォースメンバーの強いきずなが描かれるという熱くて感動的でかっこよい話でした。