光文社 マーベルコミックス
スパイダーマン
あらすじ(巻末の解説より一部抜粋引用)
スパイダーマンのからだから、4本の手がはえてきたのは、アメリカ版のコミック・ブックでは、1971年のことでした。
ところで、この日本版第5巻をお読みになればおわかりのように、そのあと、彼は吸血人間モービウスに出会い、その事件のなかで、はえたばかりの余分の4本の手は消え、スパイダーマンは、もとの姿にもどります。せっかく「スパイダーマン」100号記念に、スタン・リーが考え出した異変なのにあっさりとやめてしまったのには、わけがあります。
この6本の手を扱うようになった新しいスパイダーマンに対し、読者から、抗議の投書が殺到したのです。あまりにグロテスクだ、安易な設定だ、いくらクモが8本足だからって、これじゃ子どもだましの怪物じゃないか――それで、マーベル・コミックスとしては、あわてて、彼をもとの姿にもどさなければならなかった、というわけです。
また、この巻では、グエンドリンの水着姿がはじめて紹介されています。ギル・ケインの描く彼女は、なかなかセクシーだと思いませんか。それに、ピーターとグエンがいっしょに旅に出る(それも南極の果てまで)なんてことも、珍しいではありませんか……。
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■感想でもアイアンスパイディの腕はかっこいいよね!(あとがきに向けて)
さすがに生身の腕がはえてきたときは笑うしかなかったですけど……。■一話 こんな腕では普通の生活ができないので人目のないところへ行こうと、カート・コナーズ博士(リザード)の秘密の研究所を借りるスパイディ。
そこに吸血鬼のモービウスがやってきて、戦闘によりスパイディは気を失ってしまう。
モービウスがスパイディの血を吸おうとしたところに、様子を見にコナーズ博士がやってくるが、モービウスを見て興奮してリザードに変身(理性を失ってしまう)。
目をさましたスパイディ大混乱。
「うわーっ!」 (画像は引用です。引用元:光文社 マーベルコミックス スパイダーマン5より)
右にコナーズ、左にモービウス!
まさにカオス!笑モービウスの牙が持つ酵素で腕がもとに戻せると知ったスパイディ、戦闘の末にもとに戻る薬をつくり、無事に二本腕に!
一件落着。
■二話 ジェイムソン氏にツレラレテ密林の怪物のスクープをものにするべく、南極へ向かったピーターとグエン。
クレイブンと宇宙怪獣ゴーグが現れグエンを拐うも、カイザー(関連:
スパイダーマン1(光文社))とスパイディが協力して救出。
■三話 クモ殺しロボット3号、4号の登場。
クモ殺しロボットがクモみたいな形してるのがとても皮肉で面白い。
しかしそれより読者として気になるのは、戦争から帰ってきたフラッシュの様子がおかしいこと……。
■四話 フラッシュは戦争で誤解をうけて敵国に個人的に狙われているらしい。MP(憲兵)が彼を保護してくれるも、基地へと侵入してきた敵がフラッシュをさらってしまう!
彼を追いかけようとするピーターだが、グエンに「一緒にいて!」と頼まれてしまい……続きは次巻。
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巻末付録にて、悪役カタログがついています。有名ヴィラン(グリーン・ゴブリン、ドクター・オクトパス、ヴァルチャー、クモ殺しロボット、ミステリオ、リザード、キングピン、ハンター・クレーブン、ビートル)のかっこいいイラストと、簡単な説明、何巻に登場するかがのっています。
■個人的見どころ腕が増えてショックのあまりセルフノリツッコミしてしまうピーター。
「寄ってらっしゃい見てらっしゃい、人間スパイダー 。見世物か!」
落ち込む背中が痛々しい。
(画像は引用です。引用元:光文社 マーベルコミックス スパイダーマン5より)