光文社 マーベルコミックス
キャプテン・アメリカ
あらすじ(巻末の解説より一部抜粋引用)
この「キャプテン・アメリカ」第4巻では、これまでに明らかにされていなかった悪役たちの秘密を、私たちは知ることができます。
まず、日本版に新登場の悪役として、バロン・ストラッカーが出てきますが、彼も、ヒトラー時代の残党です。
もうひとつ注目すべきは、AIMの指導者であるモードックのオリジン(誕生のいきさつ)がこの巻で明らかにされたことです。
また、やはりこの巻に姿を見せる地下帝国の主、モウルマンにも、あわれみを感じてしまいます。モウルマンは、そもそもは、ファンタスティック・フォーの悪役として登場したのですが、ここで詳しく、その生いたちが描かれているのも、ファンとしては見逃せません。
それから、この巻ではさらに、キャプテン・アメリカとファルコンの関係に、重要な事態が起こります。
***
■感想有名ヴィランのオリジンが見れたりスパイディと共演したり豪華な一冊!
■一話 石油王的な人を罠にはめて戦争に発展させようとするスカルをミサイルに押し込んで宇宙へ送ってしまう話。
■二話 またもや学生騒動に首をつっこむキャップ。黒幕は謎のフードの男。
■三話 キャップを倒すため、適当な若者を偽バッキーに仕立てあげるフードの男。その正体は、バロン・ストラッカー!
フード「キャップは冷凍づめで現代に再生した。同じことがバッキーに、起こっていてもおかしくはない」
↑鋭い……!まさか本当に復活するとは、このときは思ってなかったろうなぁ。
■四話 記憶消失のバッキー(仮)と一緒に行動するキャップ。しかしそのバッキーはなんとドクタードゥームの作ったロボットだった!(ロボットを作らせたのはモードック)
まさかのドゥーム様! ここで見れるとは笑
しかもモードックにうまく使われているw
モードック「ロボットつくって」ドゥーム様「嫌」モードック「まさか……できないの?」ドゥーム様「そんなわけなかろう! できる! よかろう、つくってみせてやる!」(チョロ)相変わらずのチョロさです!!!ww
かわいいですね!
モードックに操られキャップを殺そうとするロボット。しかし、植え付けられた本物のバッキーの記憶によって、殺すのをやめてしまう。
それをみてモードックは遠隔でロボットを爆破。
バッキーの記憶に奇跡めいたものを感じるキャップの背中が切ない話でした……。
■五話 モードックのオリジンが明かされる回。モードックはブルドーザーマンというヴィランをキャップに差し向ける。
彼がキャップを狙う理由がただの嫉妬(ハンサムでムカつく)というのが人間臭くてよいですね。
それにしても、ブルドーザーマンが街を破壊しまくってるのに住人からは拍手喝采。
(画像は引用です。引用元:
光文社 マーベルコミックス キャプテン・アメリカ4より)
なんでや笑たしかに「住民の味方!」って言いながら破壊してますけどまさかそんな、
口で「味方!」て言われただけで信じるのはさすがに笑しかも「建て直す」とは一言も言ってないのにw破壊された街は最終的にファルコンが直すようです。
■六話 ファルコンの甥がマフィアの下っぱ働きをしてるので更正させる話。
警察に捕まったり母親が銃で撃たれたりと次第に大事になって、最終的に甥は自分の行ないがよくないものだったと悟る。で、めでたしめでたし。……というわけではなく。
「世の中にはまだまだマフィアに利用されてる子供がいるんだよなぁ」と教訓めいた語りで終わる。
素直にハッピーエンドにしてくれないところがなんか大人。
■七話 ゴリラ人間になる薬を開発して自分で飲んだシールドの科学者の話。
キャップとゴリラ(エイブマン)は一戦まじえているあいだに、放射能廃棄物を棄てる穴に落ちてしまう。
■八話 穴のなかにはモウルマンも居り、エイブマンの策略で三つ巴の戦闘に。
しかしモウルマンが地上に侵略すると困るエイブマン(地上に恋人がいる)が結局、策略が嘘だったことを暴露し、倒れる。誤解が溶けてモウルマンと和解したキャップは地上に戻る。
キャップを救いに、ファルコンが空を飛ぶアイテム(ジェットスライダー的な)をトニーにつくってもらってました。
今の飛べるファルコンの前のアイデア原型かなぁ。
あと、「地球は我々だけのものではない! 放射能を捨てるのはやめよう!」みたいなノリはまたこれ時勢を反映しているのだろうか??
■九話 自分の縄張りに侵入したスパイディと力試しがてら戦おうとするファルコン。レッド・ウィングにスパイディを追跡させて家をつきとめるも、中に居たのはハリー。
ファルコンは間違えてハリーを誘拐してスパイディと一戦交える。
ファルコンが何をしてるか知らないで、ファルコンが帰るまで彼の家の近所でひとりでバイク乗って遊んでるキャップが可愛すぎる。真面目だよなあこの人……w
自分探しの旅以来、バイクが趣味になった模様。今でもキャップのトレードマークみたいなとこありますよねバイク。
■十話 六話のマフィアが再びファルコンを狙いにきたので、キャップ、ファルコン、スパイディの三人で共闘。無事に撃退!
マフィアはやっつけたけど、
ファルコン
「嫌な予感がする……」って呟きで終わってしまったこの巻。最終巻なんですよねぇ……w気になる感じで続きが出ないのは、今も昔も変わらんですね……。
なお、
七話くらいからまたずっとエージェント13のことを考えているキャップ。ファルコンが功を焦ったのはもはやそのせいと言っても過言ではない……。そのせいでコミュニケーション不足みたいな巻無きにしもあらずだった。
■個人的見どころセリフから、非常に時代を感じる一コマ。今だと出せないですねこれw
(画像は引用です。引用元:
光文社 マーベルコミックス キャプテン・アメリカ4より)