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キャプテンヴェノネイジィ

翻訳アメコミ(主にマーベル)のレビュー・感想を置くところ。オタクが奇妙なテンションで推しを語ったりするよ! ていうかそれしかしてない! 絶版モノも扱ってます。ネタバレがめっちゃあるのでお気をつけください。

ファンタスティック・フォー1(光文社)

光文社 マーベルコミックス
ファンタスティック・フォー

あらすじ(巻末の解説より一部抜粋引用)




ファンタスティック・フォーの4人は、いまおそらく、世界で一番人気のあるスーパーヒーロー・チームだろう。

彼らが登場したのは1961年で、これが、いわゆるマーベル・コミックスによる<コミック・ブック>の革命の第1弾となったのだった。彼らやスパイダーマンなどが、アメリカのコミックスの流れを変えたのである。

宇宙船を浴びて、それぞれちがった超能力を持つようになったリード・リチャーズ(彼の顔だちと髪の感じは、いまは亡きロバート・ケネディに似ている)、その婚約者のスー・ストーム
その弟で短気なティーン・エイジャーのジョニー、そしてフットボール選手として鳴らしたベン・グリムは、はじめのころのエピソードでは、共通のコスチュームを持たず、ふだん着のままで活躍していたものだ。

リーダーのリードが、天才科学者なので、次つぎと新しい発明や装置が登場することも、このコミックスを、派手なものにしている。空を飛ぶファンタスティ・カーも、改良を重ねて現在のは新型になっているし、そうしたメカニズムを駆使して、宇宙にとびだし、異星人と戦ったりするのだから、はなしのスケールが大きくなる。

それだけに、このマンガからは、新しいキャラクターが次つぎと生まれてきた。宇宙魔人のようなギャラクタスや、高貴なシルバー・サーファー、超知性のウォッチャーなど、いずれもSF冒険コミックスのはばを広げたわき役たちだ。

ファンタスティック・フォーは、ひとつの家族みたいなものだ。家族の歴史のなかには、悲しみも喜びもある。それをきっと、読者であるあなたも、共有することになるだろう。

(引用元:光文社 マーベルコミックス ファンタスティック・フォー1より)



日本で発売したMARVELの翻訳アメコミのなかではかなり初期のほうの本。
この「光文社 マーベルコミックス」というシリーズは日本のコミックスのサイズと同じサイズで、カラーなのは巻頭だけ。あとは白黒のつくりになっています。

スパイディやキャプテン・アメリカ、ハルク、ソーなどいろんなヒーローのが、全部で24冊出版されたのですが、今では全巻揃った完品を見つけるのが困難かも。

試しにアマゾンで「光文社 マーベル」で検索しても24冊中3冊しかHITせず。
(2019、1月現在)

中古通販やオークションなどで単品や抜け巻有りなら見かけることができますので、そういった場所でチマチマと集めるのが早いかもしれない。
(プレミア価格にはなってますが……)

***

■感想
FFチームが仲の良いエピソードが多く収録されてて可愛い。(最終話のぞく)

■一話 いきなりリードとスーの息子フランクリンの誕生の話。
スーの血液に異常がみつかり、それを解決するためネガティブゾーンに侵入するリード、ジョニー、ベン。
そこでアニヒラスと対決する。
アベンジャーズ:クリー/スクラル・ウォーでも登場したアニヒラスです。ネガティブゾーンといえば彼!

■二話 育児に忙しいスーのかわりにクリスタルがFF入りする話。
一話のときから登場していたクリスタルですが、彼女がインヒューマンズだという説明がなされるのは三話の解説。(ただしインヒューマンズが何なのかという説明は無し)
二話ではまだ、なんか知らんけど超パワーを扱える、ジョニーのガールフレンドという位置づけ。

三話で! ドゥーム様がご登場です!
上の、あとがき抜粋のあらすじでは省いてしまったのですけど、このあとがきでもベタ褒めされていますドゥーム様。

このお話でドゥーム様はFFメンバーの能力を封じて自分の統治する国ラトベリアに幽閉するのですが、彼の望みは「我が国で幸せに暮らせ」!
(関連リンク:マーブルクロス8(Marvel X7,8、9))
無力化したFFを「おもちゃ」と呼ぶところもデジャヴです。

「幸福に暮らすがよい 死ぬまで永遠に…!!」



(画像は引用です。引用元:光文社 マーベルコミックス ファンタスティック・フォー1よりより)


ふかふかのベッドとか無料のおいしい食事を用意して~~!! 親切!!!!
女性陣には敬語で歓待までしていましたよ。 紳士!

この話で最終的にドゥーム様に鉄槌をくだされたハウプトマンなる人物、元ヒドラの構成員で、そちらを裏切ってこっちにやってきたようで。
キャプテン・アメリカ1(光文社)にも登場しています。

■四話 アポロ11号の月面着陸の裏で実はFFが活躍してたんだぜという話。
月面でクリー人と戦闘。

■五話 ベンの回想という体をとってこれまでのFFのあらすじまとめですが主にベンが操られてリードを殺しかけるのとジョニーが家出する話しかねえ笑

「こうして解散の危機に陥ったFF、さて、彼らはこれからどうなるのか!」ってところで終わっているのですが、どうやら二巻はその続きではなく何事もなかったかのようにまたはじまっているらしいです笑


■個人的見どころ

いろいろあってドゥーム様の作った超強いロボットが制御不能になり、自分の居城が破壊された際のドゥーム様の一言

「わしの天才を証明しておる」

どこまでも、ポジティブ……!

巻末、FFメンバーたちの集合写真にもこっそり映り込むドゥーム様
(おわかりいただけるだろうか……中央上段)

(画像は引用です。引用元:光文社 マーベルコミックス ファンタスティック・フォー1より)

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Dr・ドゥーム、シンビオート、ケーブル、ロケット、デップー、スパイディあたりが特に推しです。アイアンマン、タスクマスター、マグニートー、ナイトクローラーもちょろちょろと追いかけてます。

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