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キャプテンヴェノネイジィ

翻訳アメコミ(主にマーベル)のレビュー・感想を置くところ。オタクが奇妙なテンションで推しを語ったりするよ! ていうかそれしかしてない! 絶版モノも扱ってます。ネタバレがめっちゃあるのでお気をつけください。

サンダーボルツ

ジャクソン・ランジング他 (著), ジェラルド・ボルジェス他 (イラスト)
サンダーボルツ

あらすじ引用(引用元:上記リンクページより)



キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースと協力し、邪悪な秘密結社「アウター・サークル」を壊滅させたバッキー・バーンズ(元ウィンター・ソルジャー)。
その任務で得た情報を利用し、彼はとある目的のために仲間を集め始めるが……
バッキーが招集したのは、ホワイト・ウィドウことエレーナ・ベロワ、レッド・ガーディアンことアレクセイ、さらにはシャン・チーにU.S.エージェントと、クセ者ぞろいだった……
ミッションがなんであれ、このチーム、危険すぎる!?



■感想
映画の公開に合わせて刊行されたサンダーボルツの翻訳本。
最新の2023年版と、そのリーダーであるバッキー(ウィンターソルジャー/レボリューション)が主役の一話分、それから1997年のサンダーボルツ創刊号が収録されています。

2023年版は、チームメンバーが比較的映画版と近く、また、映画に居ないメンバーもMCUシリーズのどこかには登場している人ばかりなので、見知った名前が多く楽しめると思います。
この時点でバッキーのヒーロー名はウィンターソルジャーからレボリューションになっていて、腕の形が自由自在に変形できるというハイテク義手搭載。

数十年来の宿敵ヒドラを倒すために仲間を集めて走り回ります。
今回はどのようにしてレッドスカルを倒すのかというと……なんとドゥーム様を煽って攻撃されるように仕組み、そこにスカルをおびき出すという、まさかのドゥーム様を武器として使う作戦。
スカルを倒してこれでヒドラも壊滅かと思いきやそう簡単にケリがつくなら何十年もかかってはいない。むしろここからがはじまりで、これからもサンダーボルツとヒドラの追いかけっこは続くのでしょう。

個人的には、デストロイヤーとなったエージェント13の衣装がめちゃくちゃかっこよくて好みでした。

バッキー主役の一話分は、洗脳により己の過去を失ったバッキーが過去を求めてさまよって、キングピンの元に様々なヒーローの調査資料があると知り盗みに行く話です。
この話の前にマットの正体が世間に知られていて、それをパープルマンが世間から消したというイベントがあったようですが、もしかしてドラマ版デアデビル:ボーンアゲインでも似た展開があるんでしょうか?

最後に、サンダーボルツの創刊号。
オンスロート1~4によって世界からヒーローが消え、その後釜をみんなが求めていたときに、突然現れた超新星チームの活躍が描かれる……のですが、最後の最後にそのヒーロー達の正体が明かされる。
それはなんとヴィランチームのマスターオブイービルだった!という衝撃のオチ。
今でこそ彼らの正体を知っているため先が読めてしまいますが、リアルタイムで知らずに読んだらとんでもない衝撃だったと想像できます。
ヒーローのふりをしたヴィランなのか、それともヒーローを目指したヴィランなのか。大きく話題になったそうですがそれも納得。

創刊から最新まで、メンバーや理念が映り替わりながらも現代まで名前が続くサンダーボルツというチームの魅力にあふれる一冊です。

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Dr・ドゥーム、シンビオート、ケーブル、ロケット、デップー、スパイディあたりが特に推しです。アイアンマン、タスクマスター、マグニートー、ナイトクローラーもちょろちょろと追いかけてます。

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