マーベルグラフィックノベルコレクション■感想
76号はゴーストライダー:ロード・トゥ・ダムネーション
スパイダーマン:ヴェノムVSカーネイジで好きだったアーティスト、クレイトンクレイン氏。
彼の濃厚なアートが思い切り堪能できる一冊。
やや暗く重厚な印象の作風なので、ゴーストライダーの世界観ととても合います。
物語は非常に皮肉にとんでいて、天使も悪魔も人間には理解できないものなのだと思い知らされます。人間の善悪は人間にしか通用しません。
なんだかよくわからないものに巻き込まれて最後まで翻弄されるゴーストライダー。
「人間」という存在なんて、しょせんそんなものなのかもしれない。
血しぶきと不条理を全面にちりばめた物語とアートが尖りまくった一冊です。