ロブ・ライフェルド他 (著, イラスト)
ベスト・オブ・デッドプールあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
1991年、空前の『X-MEN』関連タイトル人気のなかで、口の減らない一人の悪党が産声を上げた。
彼はいつしか唯一無二の個性を発揮し、マーベルの表舞台へと躍り出ることとなる。
初登場エピソード『ニューミュータンツ』に加え、独自のカラーを打ち出し始めた分岐点『Xフォース』、初のオンゴーイング・シリーズ『デッドプール』、
先輩ギャグヒーローとの競演『デッドプール/GLI - サマー・ファン・スペクタキュラー』など、バラエティ豊かな4作品を収録! 全アメコミファン必携!
■感想
デッドプールの初登場から、現在のキャラクター性になるまでの流れをわかりやすく数作取り出した短編集です。
各紙のなかから1話だけしか無いため、1つのエピソードをしっかり読むというよりは、デッドプールのみに注目して見るという感じになっています。
初登場時は、多少はよく話すにしても今よりもおふざけは少なく、やや皮肉がかった悪役という感じでした。
登場誌がニューミュータンツのため、ケーブルとの絡みが多く、ここから繫がった縁が
ケーブル&デッドプール:青の洗礼 以降のシリーズにも続いてゆくのだなぁと感慨深く。腐れ縁の最初を見れて良かったです。
その後、回数を経て徐々に人物像が変化してゆくようですが、大きく変わったのは個人誌あたりからでしょうか。
ここまでくると現在のデッドプールの印象にかなり近いです。
(誌によって現在の印象も大きく変わるので、ここでは
デッドプール Vol.1:デッド・プレジデント 等の単独シリーズの印象に近い、とします)
よくしゃべり、ふざけているけれど、いざというときに根の優しさがあり、ヒーローの素質を秘めている。そんな姿が見えました。
おまけでグレートレイクスイニシアティブとの共演エピソードも収録。
絶対死なないでおなじみのMr.イモータスやスクレイルガールの居るギャグテイストのチームです。
もともとギャグの彼らにも負けず劣らずハチャメチャなデッドプールがいきいきと描かれています。