マーベルグラフィックノベルコレクション■感想
5号はヴェノム
待ってましたエージェントヴェノムの翻訳。
シンビオートおよびヴェノムはいわずもがな日本でも大人気のキャラクターなのですが、エディではなくフラッシュ(エージェントヴェノム)の単独誌の翻訳は実は無く。
初の翻訳でたっぷりと彼らの物語を読めるのは本当にありがたいです。
フラッシュとベティの関係は、ピーターと恋人たちのそれを彷彿とさせるもので、スパイダーマンという世界観から生まれたキャラクターとして違和感がありません。
ですが、シンビオートとフラッシュの共生のあり方はエディのものとはまた違って新鮮です。
これまでの枠を壊さぬように、それでいて新しいキャラクターとして生まれ変わったヴェノムという存在を楽しめました。
フラッシュの生い立ちや現在の立ち位置もこれ一冊で分かりやすく、小綺麗にまとまっていて非常に読みやすいと感じました。