ポール・シーア (著), ニック・ジョバネッティ (著), トッド・ナウク他 (イラスト)
コズミック・ゴーストライダー・デストロイズ・マーベル・ヒストリーあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
彼の名はフランク・キャッスル。かつてはパニッシャー、現在はコズミック・ゴーストライダーを名乗るひねくれ者だ。 赤ん坊の頃のサノスを教育して正しい方向に導く計画に失敗したフランク。 ヒマとパワー・コズミックを持て余した彼は、時空を超えて気の赴くままにマーベル・ユニバースの歴史に介入することに。 何が起こるかわからない、前代未聞のドタバタ劇が始まる!!
■感想
コズミック・ゴーストライダー:ベビーサノス・マスト・ダイ からの続編らしいですがたいしたつながりは無いのでこれだけ読んでも問題ありません。
どちらかというと、フランクゴーストライダーを知るためには
サノス・ウィンズをおさえておいたほうが良いかも。
すっかりおなじみとなったフランクゴーストライダーが登場する翻訳3冊目です。
時間移動やりたい放題でマーベルの歴史を改変しまくったフランクが、かつての自分の家族が死ぬ前日に我が家で帰り、その歴史も改変してしまおうとする……という大筋のなかに、フランクが改変した歴史の数々として、「これまでのマーベルの大きなエピソードにフランクゴーストライダーが実はかかわっていた」というif(というか嘘話)が挟まる構成です。
作品の主になっているのは嘘話のほうで、どうせ正史では無いですし、ハチャメチャなギャグ漫画として気軽に楽しめる印象です。
「ウアトゥは歴史に干渉しない」と言いながら実はめっちゃ介入してくるって言われていたり、ドゥーム様が「牛車はエコ」だと言い張っていたり、セリフごとにギャグ、みたいな感じでボケのテンポが速い。
マーベル世界の各種の出来事をある程度知っていて、メタネタが好きなら面白いかと。
最終的に、歴史改変しまくったせいでパニッシャー誕生の瞬間が一番重要な歴史になってしまって……という本筋と嘘話の絡め方もうまい。
それすらも嘘か本当か……。どうせ分かりはしないので、何も考えずに読めます。