ジェイソン・アーロン (著), イサド・リビック (イラスト), スティーブ・マクニ―ブン (イラスト)
マーベル:レガシーあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
「シークレット・エンパイア」の衝撃が未だ冷めやらぬ世界。
大いなる試練を経験したヒーロー達は、それぞれに己が継ぐべき、残すべき《遺産》に想いを巡らせていた。そして、その思索の旅は遠く百万年前にも及んでいたのである。
百万年前、天空神《セレスティアル》の襲来に、オーディンら強者達が結集した。
後のアベンジャーズを思わせる彼らは何を成し、何を残したのか…マーベルユニバースの歴史を塗り替える恐るべき《遺産》のベールが今はがされる!
表題作「マーベル:レガシー」に加え、その完結編となる「アベンジャーズ:ファイナル・ホスト」編(全6話)を収録した、日本オリジナル編集版!
■感想
いやー、スケール!!!
今回も超スケールでした。太古の歴史から人類の創造。人間の手には負えないようなBIGな事象の数々。
なんだろう、感想を述べるのが難しい。大きすぎて、自分の語彙で表現がしきれない……。
というか、作中ですら全然語りきれてなくて、1冊まるまる使っても大筋をなぞっているだけなのかもしれない。
本気でこのストーリーをちゃんとやろうと思ったら、到底1冊では足りないんだと思います。
大筋としては、人類が誕生するよりも前に地球に、病に侵されたセレスティアルが来ていて、その因果によって現在の地球にはスーパーヒーローがいっぱいいて、地球人はセレスティアルの病原菌に対抗するためのワクチンだった、というような話なのですが。
地球人がワクチン=細胞レベルの小さなもの という考え。どれだけスケールが大きい話か、これだけでも伝わるでしょうか。
さりげにトニー復活や、それにともなうソー&キャップとのBIG3復活という大イベントがあるので、マーベル正史を追っている層には重要な1冊と思いました。
ストーリー的にはあまり深く切り込んではくれないので、セレスティアルやエターナルズ系の流れを知らないとちょっと分かりにくいかもしれないのですが、意味はわからないままなんとなくで見てもでっかい巨人バトル・アクションとかは楽しい感じ。
なかなか翻訳でお目にかかれないロビー版ゴーストライダーが大活躍なのでファン的にも嬉しい盛りだくさん感でした。