クリストス・ゲイジ (著), ダン・スロット (著), クレイトン・クライン (イラスト), ホルヘ・モリーナ (イラスト)他
スパイダーゲドンあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
前作『スパイダーバース』の戦いで、強敵インヘリターズを封印したスパイダー軍団。しかし封印を脱した不死身のインヘリターズは、マーベルユニバースに侵入。スパイダーマン達は新たにスパイダー軍団を編成し、インヘリターズとの決戦に挑む!
■感想
スパイダーバースの続編です。
日本版限定で3冊セットのボックスが出ており、サイドストーリーの「スパイダーゲドン:カバート・オプス」はこの3冊セットを購入しないとついて来ません。
(
スパイダーゲドンと
エッジ・オブ・スパイダーゲドンは、それぞれバラ売りされているので単品購入が可能です)
もうまずカバーがかっこよすぎる……!日本版の雨宮さんのカバーがめちゃくちゃかっこいいです。この方の、パッと見てすぐ分かる独特の色使いほんと好き……。
・スパイダーゲドンウッヒョオアアアア!
久しぶりにスーペリアが見れて嬉しいッ! やっぱりかっこいいッ! この赤と黒のスーツ! クールな物言い! 最高!
前回の
スパイダーバースの戦いにてインヘリターズにとどめをささなかったことにより勃発した今回のスパイダーゲドン。
今回こそは敵を殺す、と息巻くスーペリアと、やっぱり殺してはいけないというマイルスがそれぞれ自分の考えに共感する味方を集めて戦う話。
スパイダーマンは人は殺さないもの……なイメージがあるので、マイルス達が正統派スパイダーメンなのかなとは思いつつ、推しなのでスーペリア勢も応援したい!
日本版読者が気になるであろう東映版スパイダーマンがどちらについたかはぜひご自身の目でお確かめいただきたいのですが、どうしても先に気になる方は以下反転。
↓
スーペリア側です↑反転ここまで
からの、なんだかんだで両チーム団結して、そしてそれを率いるのは……スーペリア!!
かっこいい!
スパイダーマン(多くはピーターやその仲間)達のなかでリーダーになるのがあえてのドクオクなのめっちゃしびれる!
スーペリア・スパイダーマンシリーズの続刊ほしい……。
最後までブレないインテリっぷりを発揮してて最高でした。スパイダーゲドンの主役だった……!
・エッジオブスパイダーゲドンスパイダーゲドンの前日譚。それぞれのキャラクターに焦点をあてたオムニバスです。気になったものだけいくつか感想。
ボビー:死の予感を感じながらも招集に応じるところ、かっこいいです。パンクだ!
メイ:
エッジ・オブ・スパイダーバースで見たエ○ァのような感じは今回も健在。むしろよりパロディ?っぽい要素が強くなった感じです。
スパイダーノーマン:ハリーがかっこいい……!オズボーン親子の戦いに、ハリーが勝利する……ピーターとの友情で! これは熱い! ゴブリンスーツもかっこいいです。好き!
スーペリアオクトパス:オットオオオオオ!!ほんと好き……。こっそりアナマリアを守ろうと見つめる姿たまりません。街中監視しようかとか、傲慢さとか、スーペリアスパイダーマン の時と同じような考えなのも良い。ドクオクと言う人間にどうしても心惹かれます。
スパイダーズマン:自我を持つ蜘蛛の集合体という設定がもうかっこいい。ダークな世界観が大人っぽくて良いなあ。
スパイダーマム:ヴィランがヴァルチャーという選択が素敵!老人VS老人。マムの大胆さとお上品さの塩梅がちょうど良くて楽しい!
・カバートオプスこちらは本編で別行動をとっていたキャラクター達のサイドストーリー集。
インへリーターズの父の魂が入ったクリスタルを奪取する組と、スパイダーガール達の組の話です。
BOX版を買わないとついてこないということで、たしかに無しでもスパイダーゲドンの本筋は楽しめるのですが、全力で楽しむなら絶対にあったほうがいいですね。
前半がクリスタル編、後半がガール編ですが、それぞれのお話が、シリアスとほっこり(?)で振り幅があり、2編だけでもバラエティ豊かな感じがしました。
スパイダーキッドとスパイダーリングがかわいい!!