ニック・スペンサー (著), スティーブ・リーバー (イラスト)
スーペリア・フォーズ・オブ・スパイダーマン:嘘つきは泥棒(ヴィラン)のはじまりあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
打倒スパイダーマンを誓う新生シニスター・シックスのメンバー、ブーメラン、ショッカー、オーバードライブ、スピードデーモン、そしてビートル。 彼らはヒーローでもなければ愛すべき悪党でもない、単なる嘘つきで小狡い盗人だ。 保釈金をせしめ、刑務所から保釈されたブーメランは仲間たちに、とある計画を持ちかける。 それは、かつて巨大な犯罪組織のリーダーだったシルバーメインのサイボーグの頭部を盗み出し、組織を意のままに操ること! しかし、それにはとんでもない困難が待ち構えていて……? 負け組スーパーヴィランが巻き起こす抱腹絶倒のドタバタ劇!
■感想
頑張れB級ヴィラン……??
タイトルにスパイダーマンとついていますが、スパイダーマンはほぼ出ません!
ブーメラン、ショッカー、スピードデーモン、ビートル、オーバードライブの5名の、シニスターシックス(5人だけど)が主役のお話です。
ブーメランの視点で語られるストーリー、なるほどたしかに新鮮ではあります。
ヒーローではなく、一流ヴィランでもない。コソドロと呼ぶのがふさわしいような、小ぢんまりとしたヴィラン達の生活ってあんまり見ないですし。
雰囲気としては
ホークアイ:マイ・ライフ・アズ・ア・ウェポンのシリーズに似てます。
コメディという売り文句でしたが、ギャグのような笑える感じではなく、ストーリーは実はシリアス寄り? ときどきクスっとする感じ。
主人公がヴィランなのでかっこいいというよりはなんだかセコい言動が目立つのですが、そこに人間味はたしかに感じる。
この先彼らがどこへ向かって行くのか、一体どこを目指しているのか(何も目指していないのか?)気になる感じです。