マーク・ウェイド (著), ハンベルト・ラモス (イラスト)
チャンピオンズ:チェンジ・ザ・ワールドあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
ヒーローたちの内戦が激化する最中、アベンジャーズの大人たちの正義に疑問を持った若きヒーロー、ミズ・マーベル。 彼女はヒーロー仲間のノヴァ、マイルス・モラレスことスパイダーマンを連れてアベンジャーズを脱退。さらにアマデウス・チョことハルクとヴィヴ・ヴィジョンを仲間に加え、新たなヒーローチーム、チャンピオンズを結成する! 大人たちにとらわれず、自分たちのやり方で世界を変えようと決意するチャンピオンズ。チーム内の交流を深める最中、彼らの前に時空を越えてやってきた若きサイクロップスが現れて……? 若きヒーローたちは世界をより良い方向へと変えることが出来るのか? チャンピオンズの戦いがいま始まる!
■感想
理想の実現のために、力を使おう。シビル・ウォーⅡでまた大人ヒーロー達がワチャワチャ自分たちのいざこざを起こしたことを皮切りに、そんなヒーローに嫌気がさしてしまった新世代ヒーロー達が、自分たちでチームを結成する話。
メンバーはカマラちゃん、マイルススパイディ、ノヴァ、ヴィヴ、チョハルク、若スコット。(それとグウェンプール……?)
みんな純粋でカワイイ子達だと思っていたので、集まって何かしているのを見るだけで楽しいです。
チャンピオンズ結成時のカマラちゃんの演説最高にかっこよかった……! マーベル世界に住んでいたらハッシュタグ「#Champions」でツイートしたかも。
彼女(と、その仲間たち)が思い描く「真のヒーローとは」。正直、綺麗事だとは思います。だけど、すごく高潔だと思う。
彼らが戦うのは、ヴィランではありません。人間です。
差別や、腐敗した公的機関。それらに、非暴力を持って立ち向かおうとする。
ね、綺麗事で、でも高潔でしょう?
何事もすぐにはうまくいかないし、スッキリとした解決も難しい。「よそ者が入ってくるな」と、狭い地域のローカルルールに縛られることも。
だけど、彼らの行動が、人の気持ちを変える最初の一歩にもなる。
若い世代がこれからの未来を、良い方向に変えてくれたらいいなという希望に溢れる1冊です。
ところでこれめちゃくちゃ中途半端で終わってますが2巻もちゃんと出ますか……??