ジム・シューター (著), マイク・ゼック (イラスト), ボブ・レイトン (イラスト)
マーベルスーパーヒーローズ:シークレット・ウォーズ 2あらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
バトルワールドでのヒーロー軍団VSヴィラン軍団、究極の戦争の勝者は?
「敵を殺せば全ての望みがお前達のもの! 」
超越者ビヨンダーによってバトルワールドに召喚されたヒーローとヴィラン達。戦いが激化の一途をたどる中、ギャラクタスはその圧倒的な力で惑星そのものを喰らわんとしていた。一方、Dr.ドゥームはビヨンダーに対抗するため、ある秘策を実行に移す…。
マーベル初のクロスオーバーイベント、ここに完結!
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■感想勢力図が複雑になりすぎてもう誰がどこで何の行動してるのかわっかんねえ!前巻(
マーベルスーパーヒーローズ:シークレット・ウォーズ 1)ではまだ、複雑になりつつもせいぜい4つくらいの勢力だったのでなんとかなってたんですがそこからさらに分かれまくって何がなんやら。「一方その頃」が数コマに1回の割合で出てくる……!
でもそれぞれの場面でのドラマは面白くて、全体把握はできなくても楽しめるところがすごい。クロスオーバーのさきがけだけあって、多分すごく探りながらつくられたんだろうなって感じです。
最終的には超スケールの話に展開するところも”いつもの”感があってスバラ! この大味、いつの時代も良きものですね!
結局のところみんなの細々したことはさておき、ビヨンダーVSドゥーム様になったあげく勝利して全能になりラスボスになるドゥーム様万歳!!解説紙にもある通り「各キャラクターの性格の誇張」が1巻よりもより顕著なのかな? と感じました。
弓を失って木を削って矢をつくるホークアイのセリフ
(スパイダーマンに話かけられて)「いや、お前はウェブがでなくてもスパイダーマンだが、矢がない俺はバカげた服を着ただけの男さ」(作中から引用)
みたいなヤサグレ感は、今でもファンのあいだで多少ネタにされるあるある……当時もあったんだな~ってもはや歴史を感じるまである。
あと特筆すべきはやはり
スパイディのブラックスーツ!かの有名なアレです。シンビオートとはこの作品のなかで出会います。これが見たかった……!
個人的に熱かったのは、ギャラクタスの母船に呼び出されたリード。ギャラクタスの母船の凄さを一瞬で理解したところが良き……!
前巻でドゥーム様がギャラクタスの母船に侵入し、「他の奴らにはこの凄さがわからんだろう」と考えていましたが……やはりリードならわかるのだ!
この二人はほんと……良きライバルで!! 対比が最高だぜ……。