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キャプテンヴェノネイジィ

翻訳アメコミ(主にマーベル)のレビュー・感想を置くところ。オタクが奇妙なテンションで推しを語ったりするよ! ていうかそれしかしてない! 絶版モノも扱ってます。ネタバレがめっちゃあるのでお気をつけください。

デッドプール:バック・イン・ブラック

カレン・バン (著), サルバ・エスピン (イラスト)
デッドプール:バック・イン・ブラック




あらすじ引用(引用元:上記リンクページより)




1984年の『シークレット」ウォーズ』の裏で、デッドプールも密かに活躍していた――。

スパイダーマンに拒絶されたエイリアン・コスチューム、シンビオート。
その後、エディ・ブロックを最初の宿主に選び、ヴェノムとして知られることとなった……のだが、実はその前に、あのデッドプールに取りついていたのだ。
黒いスパイダーマンとして活躍することになったデッドプールとシンビオートだが、彼らがうまくやっていけるか、その結果は火を見るよりも明らかだ。こんなにうまくいかない共生関係、きっと見たことないはず。




***

■感想

優しい世界。

シンビオートがスパイディから離れたあと、エディに取り付く前に実はデップーに取り付いてたんだぜっていう話です。

シンビオートにとりつかれたデップーは白黒スーツでスパイディと勘違いされ、ブラックキャットと共闘したり、クレイブンに狙われたり。最初はふたりはうまくやっているように見えたのですが……最終的には袂を分かちました。

「うまくいかない共生関係」とありますが、それは嫌いだからとかじゃなく。スパイディを憎みたいシンビオートと、憎みたくはないデッドプールの考えの違いで。そこ以外は結構良い関係だったんじゃないかと。

根本的な意見の相違でうまくはいかなかったけど、憎いとかではないので、共生を解除したあともデップーはシンビオートの幸せを願っていて、とても優しくて切ない世界……。

シンビオートとしては、リーサルプロテクター(映画ヴェノムの原案のひとつとされている)よりもこっちのシンビオートのほうが映画のシンビオートに近く感じました。シンビオートが何を考えてるか、ちゃんとひとり(?)のキャラクターとしての意志が伝わってくるし。

いろいろと考えてしまう一冊でした。面白かったです。

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Dr・ドゥーム、シンビオート、ケーブル、ロケット、デップー、スパイディあたりが特に推しです。アイアンマン、タスクマスター、マグニートー、ナイトクローラーもちょろちょろと追いかけてます。

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