マット・フラクション (著), スチュアート・インモネン (イラスト)
フィアー・イットセルフあらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
伝説の竜が目覚める時、地上は恐怖で満たされる!
父神オーディンの呪われし血族の秘密が明らかになる時、地上は地獄に変わる!
封印されしアスガルドの邪神に立ち向かうヒーロー達、ワージーなる超戦士の誕生、ソーを待つ過酷な運命!
マーベルユニバースを揺るがすクロスオーバー大作、ついに邦訳!
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■感想神VS神、戦場は地球!うーん面白い! 古き良き王道のRPGや映画のような盛り上がりで、非常に面白かったです。
かつてオーディンに封じられた、恐怖を力の源とする邪神が復活し、地球を戦場としてオーディンへ復讐しようとする。
巻き込まれた人間と、地球を見捨てようとするオーディン。
人間を守るべく、オーディンに逆らって戦うソー。
神の圧倒的な力の前でも屈することなく立ち向かう信念の男キャップに、あくまで技術者として、神と戦えるだけの装備を仲間のためにつくるトニー。
そして、身を犠牲にして神に立ち向かうソー。
BIG3それぞれの役割がはっきりと描かれ、侵略→絶望→反撃と徐々に盛り上がっていく流れがわかりやすくエンタメしていました。
ハルクやシングなど、味方だったら心強いキャラクターが敵の側に落ちてしまったり、地球規模で災害がおこったりと、絶望的な状況での「もうだめだ」感があり、その後の、「それでも諦めない」というヒーローの姿に励まされました。
映画を見ているようなストーリーですっきりとまとまっていて、他の作品のことをあまり知らなくても楽しめそうです。数時間で満足感を得たい時におすすめです。