マット・フラクション (著), アリエル・オリベッティ (イラスト), マイク・デオダート (イラスト)
パニッシャー・ウォージャーナル:シビル・ウォー あらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
シビル・ウォー クロスオーバーシリーズ8
パニッシャーの知られざる戦いを描く注目作
主義主張を戦わせる空虚な議論よりも
ただひたすらに復讐を求める男、パニッシャー。
暗黒街の私刑執行人として知られる彼が、
なぜ「シビル・ウォー」に関わる事になったのか。
そして、なぜ彼は拒絶されながらもキャプテン・アメリカに黙々と従うのか。
その謎が、今、明らかになる。
少ない出番ながら「シビル・ウォー」で強烈な印象を残した
パニッシャーの知られざる戦いを描く。
***
■感想クールだぜ……。
渋いです。さすがパニッシャーです。
シビル・ウォーの只中にあってもこの人はブレませんね……。
世間がどうとか関係ない。自分の基準のなかで生きている。その倫理観に世間とのズレがあるゆえに狂人呼ばわりですが。(実際狂ってると思う)
でもそこが渋くてかっこいいですね……。
シビル・ウォーのときは、フランクは純粋にキャップを尊敬しているからただ殴られるままになっていたように見えなくも無かったのですが、(スパイディが「あいつはキャップにあこがれて戦争に行ったんだぜ」とも言っていたので)実際はただ自分の意地を貫き通したんだと思いました。
何がなんでも悪人としか戦わない。(ただし悪人は絶対殺すマン)なんかもうそれはキャップへの尊敬というよりもむしろ舐めてるのでは? とまで感じてしまう。キャップのことを「象徴と理想、永久不滅の妥協を知らぬ男を演じている」と内心で称したフランク。
演技ではなく本当の行動を見せてやったからゆえの「俺の勝ち」発言かなぁ……。
キャップはそれを見抜いて「あいつは狂ってる」って言ったのかな。ここもまた相容れないふたり……。
一転、最終話のヴィランのお葬式がめっちゃギャグで笑った!カメレオンが「他の者に変装するのは不謹慎だからな」って素で現れてたりwそのへんはちゃんとしてるんだな……w
あと賑やかしで呼ばれたドゥームボットwテンション高くて良いw「ドゥームが前に跪け!」連呼してるだけwww
オチも爆発オチというB級らしさがあって素晴らしい!
最後には#1の白黒バージョンも収録。白黒でもやっぱり日本の漫画ぽさは無いですね。カラーを白黒にしただけだからメリハリが足らないんだろうか?
■個人的見どころデアデビル:ボーン・アゲインのオマージュのページがとても印象的でした。
オマージュ元と本作
(画像は引用です。引用元:
フランク・ミラー (著), デビッド・マツケリー (イラスト)デアデビル:ボーン・アゲイン(左)
マット・フラクション (著), アリエル・オリベッティ (イラスト)他パニッシャー・ウォージャーナル:シビル・ウォー(右))