kエド・ブルベイカー (著), マイク・パーキンス (イラスト), リー・ウィークス (イラスト), ステファノ・ガウディーノ (イラスト), リック・ホーバーグ (イラスト)
キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー あらすじ引用(引用元:上記リンクページより)
シビル・ウォー クロスオーバーシリーズ6
ウィンターソルジャーたちに訪れる運命の岐路!
個人の自由を制限する超人登録法は、合衆国建国の理念に反する。
その信念の下に政府に弓を引いたアメリカの象徴、キャプテン・アメリカ。
反逆者の烙印を押されながらも己の道を貫く彼の言動は、
その周囲の者達の運命をも大きく捻じ曲げていく。
キャプテンが愛した女諜報員、エージェント13ことシャロン・カーター。
かつてキャプテンと共に戦い、暗殺者として死の淵より甦った
ウィンターソルジャーことバッキー・バーンズ。
それぞれのシビル・ウォーの行き着く先とは……。
***
■感想シャロンつらい……つらい!
前半はキャップの恋人シャロンの視点からのシビル・ウォー。
シャロンはシールドのエージェントなので、登録法に反対するキャップとは敵対の立場。
上官に命じられ、キャップを呼び出します。キャップを説得するため……また、説得に失敗したら、罠にはめるために。
そうして呼ばれて、罠の可能性を疑いもせずにノコノコあらわれて
「君に会えて嬉しいよ、ほんとに!」って恋人に会えたことを素直に喜んでるキャップ純粋すぎる! 裏切られたら傷つくのわかってるのに人を信じてしまうんだこの人は!結局のところ、シャロンもキャップを罠にハメることに躊躇してしまい、キャップは無事に逃げおおせますが……。(このシャロンはファウスタスに精神操作をされているというややこしい話)
後半はバッキー視点のシビル・ウォー。
フューリーに登録法を聞いたバッキーが「そんなのアメリカのすることじゃない」って感じの感想を抱いたところが良き…。
やっぱりバッキーはキャップと似たような考えをするんだな…。(生まれた時代が同じだから考えも似るのかもしれない)
スカルとドゥーム様の密会の様子も少し描かれていますがあいかわらずドゥーム様は
「余の天才が〜」と己の天才具合を誇りに思うことに余念がなくて最高にかっこいい。
自分の発明品をスカルに譲るときに「貴様程度の浅知恵では使いこなせまいが」って言ったらスカルが「お前には及ばぬとも愚かではない」ってドゥーム様ヨイショしてあげてるところも良いです。好きなシーン。
最後はバッキーが昔を思い出したり今の若者と共闘したりする短編。変わったものと変わらないものを見つめるバッキーがとてもクールでかっこいい。バッキーもキャップも現代に身を置きつつも、バッキーは少し引いた目線を持っているなぁと感じます。
過去を大切にするバッキーといえば
イヤー・オブ・マーベルズにも短編が掲載。こちらはこの話よりも後の時系列で、もう少しふっきれたバッキーが見れます。