翻訳アメコミ(主にマーベル)のレビュー・感想を置くところ。オタクが奇妙なテンションで推しを語ったりするよ! ていうかそれしかしてない! 絶版モノも扱ってます。ネタバレがめっちゃあるのでお気をつけください。
アメリカ初の超人兵士にして、第二次大戦の生ける伝説、キャプテン・アメリカ。
市民の自由を侵す超人登録法に反対し続けた彼は、合衆国政府によって反逆者の烙印を押された末、凶弾に倒れた。
英雄の中の英雄の死は敵味方を問わず、あらゆる人々の心を揺るがした。
彼への愛情を、友情を改めて確かめる者もいれば、憎しみを新たにする者も。
だが、その反応はどうであれ、キャプテン・アメリカの死は、全ての人々の脳裏に深く、深く刻まれる事となった。
それから1年……。
キャプテン・アメリカの名は、かつての相棒であるウィンターソルジャーに引き継がれ、友も敵も、彼のいない世界をようやく受け入れようとしていた。だが、その時……。
稀代の英雄の死を描き大きな話題を呼んだ『デス・オブ・キャプテン・アメリカ』の続編がついに登場!
記念の#600に加え、大ベテランのジーン・コーラン、アレックス・ロス、フレッド・ヘンベックらも参加し、キャプテン・アメリカ誕生以来の歴史を俯瞰した特別号!
もう一つの『デス・オブ・キャプテン・アメリカ』の物語
キャプテン・アメリカの死は彼に関わった者達の胸を激しく揺さぶった。
ウルヴァリン、アベンジャーズ、ホークアイ、スパイダーマン、アイアンマン……キャプテン・アメリカが死んだ日、彼らは何をしていたのか。
各々の立場から稀代の英雄の死を描く。
全米を揺るがせた国民的ヒーローの死に始まる新たなる英雄伝説、いよいよ完結!
シビル・ウォーの果てに政府に投降したキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース。
全米注目の初公判が始まろうとしたその時、凶弾が彼の胸を貫いた。
運命の引金を引いたのはレッドスカルの部下ドクター・ファウスタスに洗脳された、ロジャースの恋人シャロン・カーターだった。
謎の暗殺犯を追ったバッキーとファルコンらは、全てはレッドスカルの策謀だった事実に気づく。
一度は対立したものの、亡き友への友情で結びついたバッキーとシールド司令官トニー・スタークは、共にスカルの陰謀の粉砕を誓い合う。
しかし、スカルの魔の手はシールドを蝕み、シャロンをもその手中にしていたのである。
スティーブ・ロジャースの子をその身に宿した彼女を……。
超人登録法の是非を巡る対立は、ついにヒーロー同士の内戦=シビル・ウォーへと発展した。
登録法反対派を率いるキャプテン・アメリカは、アイアンマンら、圧倒的な戦力を誇る支持派に対し、ゲリラ戦を仕掛けるも、人々の命を守るという己の使命を見失っていた事を悟り、自らマスクを脱いで投降した。
ここにシビル・ウォーは集結し、全超人は政府の管理下に置かれる事となったのである。
キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースの初公判が迫る中、行動を開始する地下に潜った反対派達。
だが、これを好機と見たのは、彼らだけではなかった……。
自由のシンボルたるキャプテン・アメリカの死を描き、全米に衝撃を与えた話題作。
この「キャプテン・アメリカ」第4巻では、これまでに明らかにされていなかった悪役たちの秘密を、私たちは知ることができます。
まず、日本版に新登場の悪役として、バロン・ストラッカーが出てきますが、彼も、ヒトラー時代の残党です。
もうひとつ注目すべきは、AIMの指導者であるモードックのオリジン(誕生のいきさつ)がこの巻で明らかにされたことです。
また、やはりこの巻に姿を見せる地下帝国の主、モウルマンにも、あわれみを感じてしまいます。モウルマンは、そもそもは、ファンタスティック・フォーの悪役として登場したのですが、ここで詳しく、その生いたちが描かれているのも、ファンとしては見逃せません。
それから、この巻ではさらに、キャプテン・アメリカとファルコンの関係に、重要な事態が起こります。