光文社 マーベルコミックス
スパイダーマン
あらすじ(巻末の解説より一部抜粋引用)
この巻には、初めてグリーン・ゴブリンが登場します。ゴブリンというのは、日本にはなじみがありませんが、いたずら者のこびとの妖精の一種です。西洋では、こびとや妖精族については長い伝統があり、種類も性格もさまざまなので、注意しなくてはなりませんが、だから、悪役として、小鬼のようなキャラクターが登場しても、アメリカでは違和感はないのでしょう。
このゴブリンの息子がハリー・オズボーンで、この巻で、彼は麻薬を服用して倒れてしまいますが、このエピソードが描かれた1969年ごろは、アメリカでもドラッグに対する規制がいまより厳しく、マーベルのスタン・リーは、「スパイダーマン」のなかで反ドラッグのキャンペーンを行い、注目されたものです。
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■感想■一話 グエンのパパの死を利用して、スパイディを悪者にしようとする悪どい政治家が登場。
グエン本人も父親の死がスパイディのせいだと思い込んでいるため、政治家の味方に。
悪どい政治家は無事にやっつけるも、グエンの誤解は解けず。
たまたま歩いていたアイスマンと少し戦闘になるんですが、ヒーロー達ってかなり人の話をきかないですね。事情を説明する暇を与えずモリモリ攻撃してくる!そうでもしないと自分の命が危険になるからなんだろうか。
さらには
前巻一話で登場したホビーまでもがスパイディを悪者だと思い襲いかかってくる。
彼もまた人の話をきかない!wこの聞かなさっぷりはヒーローの素質があります!w一方、父を失ったグエンはロンドンの親戚の家で暮らすことを決意し飛行機に乗ってしまう。
■ニ話 グエンを追いかけてロンドンに行くも、事件にまきこまれ、結局会えず……。
■三話 自分がグリーンゴブリンだということをしばらく忘れていたオズボーンが、ついに思い出し、グリーンゴブリンになってしまう。
時を同じくして、オズボーンの息子でピーターのルームメイトであるハリーが失恋のショックからドラッグ中毒に。
倒れてしまったハリーの姿をグリーンゴブリンに見せるというショック療法でオズボーンを元に戻したスパイディだった。
まさかハリーがヤク中になったのが時勢のせいだったとは……(あとがき参照)漫画という表現媒体で作者が自分の主張を多くの人に伝えるというのはよくあることではあると思いますが、その裏事情を知ってしまうと、少しかわいそうな気もしてきます。
・グエンが戻ってくる。
■四話 グエンにプロポーズをしたピーター!
■五話 百号記念。グエンと結婚するために普通の人生を歩みたくなったピーターは、自らスパイダー能力を消すクスリを調合する。そしてそれを飲み、少し眠って、目がさめたら……
なんと……
腕が六本に! (画像は引用です。引用元:引用元:光文社 マーベルコミックス スパイダーマン4より)
なんでや笑あまりにも前フリがなさすぎてお茶ふいた……
ほんとにこれからどうなるのwww
この巻では、新聞連載版とコミック版の違いの解説や、新聞版のイラストなどが少し紹介されていました。